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2015年2月 6日 (金)

発癌毒

お久しぶりです。

最近、ツイッターであるアカウントに粘着されてます。

どうやら、子宮頸がんワクチンの有効性を訴えたいようなのですが、ならば接種群と非接種群での子宮頸がん罹患率の比較とかのデータ出せばいいのに「ワクチンが効かないとかいう不勉強な人達が我慢ならない」とかで粘着してきます。アホなんで放置してますが。

いまどきワクチン不要論なんてあちこちに溢れてます。ツイッターでつぶやくだけの私より、そういう本出してる人に直接はたらきかければいいのに、とAmazonで反子宮頸がんワクチン冊子のレビューを書くよう勧めましたが、まだ書いていないようです。

しかし、ツイッターでやりとりしてたおかげであることを思い出しました。

昔読んだ本の中に、抗がん剤について書いてあったのです。

自分がいざ抗がん剤治療を受ける、となった時に、「抗がん剤って危ないんじゃなかったっけ?」という認識がありました。それがどういう理由なのか、どこで何を読んで何を聞いたのか、その時は分からなかったんですが、よくよく思い出してみたらこれに載っていたのでした。

毒物雑学事典―ヘビ毒から発ガン物質まで (ブルーバックス)新書

http://www.amazon.co.jp/%E6%AF%92%E7%89%A9%E9%9B%91%E5%AD%A6%E4%BA%8B%E5%85%B8%E2%80%95%E3%83%98%E3%83%93%E6%AF%92%E3%81%8B%E3%82%89%E7%99%BA%E3%82%AC%E3%83%B3%E7%89%A9%E8%B3%AA%E3%81%BE%E3%81%A7-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%A4%A7%E6%9C%A8-%E5%B9%B8%E4%BB%8B/dp/4061181696/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1423184940&sr=1-1&keywords=%E6%AF%92%E7%89%A9%E9%9B%91%E5%AD%A6%E4%BA%8B%E5%85%B8

どういう経緯でこの本を購入したかは覚えていないのですが、私が学生の頃在籍した研究室はフグ毒なども扱っておりましたので、その延長だったかと思います。

その中に、こんなエピソードが書いてあります。

第二次大戦さなかの1943年、一隻の貨物船が、イタリアのアドリア海に面したバリ港で爆撃を受け沈没した。ところが、この船には、びらん性毒ガスの「イペリット」が100トンも積まれていたため、毒ガスが港内に流出して、一大惨事となった。死傷者を治療したアメリカの軍医の報告によると、犠牲者のほとんどは、造血器官に強い障害を受け、とくに白血球が大幅に減っていた。

この事件にヒントをえて、白血球が異常にふえる血液の癌である白血病の治療薬「ナイトロジェンマスタード(イペリット分子内の)硫黄原子を窒素原子に換えたもの)」や、その誘導体がたくさん合成され、はじめて有効な制癌剤が生まれた。

このような制癌剤は、核酸DNAの塩基の一つ(グアニン)に結合して制癌作用を示し、そのとき、有機基(アルキル基)が結合するので「アルキル化剤」といわれる。アルキル化剤は、遺伝をつかさどるDNAに作用し、転写の過程に影響するだけに、制癌作用と同時に発癌性もある。

これをなんとなく覚えていたんですね。

ちなみにこの本、初版発行昭和59年、私が持っているのは昭和63年発行の13刷。この頃から制癌剤の何たるかは化学系の学者の間では知られていた、ということです。

「制癌剤」なのに「発癌毒」に分類されているのも面白いですね。アイロニーなのか、はたまたそのまま素直に書いただけの天然なのかが気になる所です。

しかし、

「白血球が減る」→「白血病の薬に」

っていう安易な発想。

まさに、ただの「対症療法」でしかない。白血病の根幹にかかわる部分は何も変わらない、むしろ悪化するかもしれないのに。

それに、本で読むのと、実際に打ってみて「これは毒である」と実感するのとは違います。

ひたちなか踊りの歌「素敵な明日のために」を歌った本田美奈子さんは、白血病で亡くなりました。いえ、むしろ「白血病の治療で」亡くなった、と記述した方がいいのかもしれない。

私も、シクロホスファミドを使った抗がん剤治療から、10ヶ月以上経ちました。

髪は生えてはきましたが、以前より細くクセが強く、きれいに伸ばせそうにはありません。

体調は一進一退、顔面麻痺、有酸素運動での異常な脱水症状など、以前はなかったことがその間に幾つか発生しています。

先日、ある製薬会社が抗がん剤の副作用の報告を怠ったとの報道がありました。

ノバルティスファーマを業務停止処分へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150203/k10015165931000.html

大手製薬会社ノバルティスファーマが抗がん剤などの副作用を定められた期限内に国に報告していなかった問題で、厚生労働省は、会社を業務停止処分にする方針を固めました。
副作用の報告を巡って業務停止処分が行われるのは、厚生労働省が把握しているかぎり初めてだということです。

この問題は、大手製薬会社ノバルティスファーマが販売する抗がん剤などの治療薬について、営業担当の社員らが重い副作用の症例を把握していながら安全担当の部署に伝えず、定められた期限内に国に報告していなかったもので、報告を怠っていた患者は3264人に上ります。
厚生労働省は去年7月、ノバルティスファーマに対し業務改善命令を出しましたが、去年12月に公表された会社の調査結果を受けて、「報告を怠った副作用の件数が多すぎる」として医薬品医療機器法に基づいて業務停止処分にする方針を固めました。
副作用の報告を巡って業務停止処分が行われるのは、厚生労働省が把握しているかぎり初めてだということです。
業務停止の期間は15日間程度になる見込みで、この間、会社はほぼすべての薬を販売できなくなるということです。
厚生労働省は、近く会社側に説明を求めたうえで最終的に処分を決めることにしています。
これについてノバルティスファーマは「連絡を受けていないので現時点ではコメントできない」としています。

そりゃ、副作用なんて報告したくないでしょうね。自動車会社がリコールを報告したがらないのと同じです。

今回はこの会社ですが、他の会社もほぼ同じだと思います。

抗がん剤の副作用を過小評価する人は、是非一度ご自分でも点滴を受けて、体験してみることをお勧めします。特に体重を気にしている方。食欲も落ちますし、体重も短期間でかなり落ちると思いますので是非どうぞw

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  • がん対策推進基本計画
    厚生労働省が平成24年に発表したもの。これによると、治療せずに様子を見る「経過観察」はしちゃダメ!なのかな?なんで?w
  • 国立がん研究センター
    食事療法については何も載っていません。アルコール摂取を控えましょう、肥満に注意しましょう、ぐらい。

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  • サラ・ブライトマン: 神々のシンフォニー
    日本盤のみボーナストラック追加。
  • 3/8にリマスター発売。
    Pink Floyd: 狂気
    まさに「狂気の沙汰」ですね。
  • Walk This Way
    RUN D.M.C.:
    エアロスミスとのコラボ。
  • Somewhere I Belong
    LINKIN PARK: METEORA
    あるプログラムでの使用曲。
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