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2018年1月25日 (木)

アロマターゼ阻害剤

先日、今年初めての血液検査を受けてきました。

おかげさまで、腫瘍マーカーの値は、正常範囲でした。


何が効いたのかはよく分かりません。

モーズ軟膏で腫瘍そのものを小さくした効果か、それとも昨年12月から飲んでいるホルモン療法の薬「アロマターゼ阻害剤(アナストロゾール製剤、ジェネリック品)」が効いたのか、或いは昨年末あたりから飲んでいる某サプリのせいか、はたまた時折通っている岩盤浴の温熱治療効果か?


もうしばらく様子を見て、減らせるようなら、アロマターゼ阻害剤は減らして行きたいと思っています。


なんで他のものではなく、コレを減らしたいのか?

答えはズバリ、「副作用があるから」です。


では、どんな副作用があるのか?

そもそも、アロマターゼ阻害剤とは何なのか?


こちらに、国立がん研究センター中央病院の乳腺・腫瘍内科で書かれた説明があります。

ホルモン療法の手引き
(アロマターゼ阻害剤)
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/pharmacy/pdf/AI.pdf

「アロマターゼ」というのは脂肪から女性ホルモンであるエストロゲンを作り出す酵素なのですが、その働きを阻害してエストロゲンを作らせないようにする。そういう薬です。

いわゆる「更年期障害」はエストロゲンが少なくてそれを補充する治療を行ったりしますが、ホルモン感受性のある乳がんではその逆の治療をします。

エストロゲンを作らせない、ということはつまり、人工的に「更年期障害」のような状態を作り出している、というわけです。

当然、更年期障害のような症状が副作用として現れます。

ほてり・多汗、関節痛・骨粗鬆症などの骨症状、脂質代謝異常、心血管系への影響。

他にも、白血球減少、肝機能障害、筋肉痛、感覚異常などなど…。


私の場合は、「ほてり」はありませんでした。

「ほてり・多汗」もしかして暑がりになるの?冬だしこうなればラッキー、と思っていたのですが。

これ、書き方が悪いです。

「体温調節がうまくいかなくなる」そうで、厚着してるとほてりやすい、っていう話だそうです。

冬はむしろ、冷えます。

冷えても、それになかなか気付かない。気付いた時にはかなり冷えていて、温めてもなかなか温まらない。

がん患者にとっては「ほてり」より「冷え」の方が注意すべきなのではないか、と思いますが…。国立がん研究センターの説明には「冷え」はありませんでした。何故なのかは分かりません。



他に出たのは「関節痛」と「筋肉痛」。左膝の痛みが再発しました。

去年11月には、5kmの登山マラソンを完走しました。殆ど歩いて、ですが。

その時は何ともなかった膝が、12月後半ぐらいから、近所へのウォーキングで痛くなる。筋肉痛もひどい。買い物でも痛みます。


これ、困ったもんなんです。


前回も書きましたが、がん患者はサルコペニア(骨格筋量・筋力の低下)にならないよう気をつけなければなりません。

しかし、だからといって筋トレで筋肉を増やしたりは出来ません。

何故なら、筋肉を肥大させる成長ホルモンは、がん細胞をも成長させてしまうからです。

なので、ごく軽い運動を少しずつ続けることで、今の筋肉量を維持するしかありません。

ところが、ちょっと歩いただけで関節痛や筋肉痛になってしまうと、それが出来なくなってしまうのです。

ウォーキングは血糖値を下げたり、体温を上げて血行を良くしたり、骨粗鬆症の予防になったりと、他にもさまざまな効果があるので続けたいんですが…。


薬剤師に相談したら、痛み止めやら湿布薬やら勧められました。

抗がん剤の時にもあった、「副作用止めの薬」の処方、ってヤツです。

をいをい、アロマターゼ阻害剤、何年も飲み続けなきゃいけない薬なんですよ。

その薬での副作用を、薬で止める?それも一緒に、何年も飲み続けなきゃいけないの?

ホルモンが出来なくなったせいで回復が遅れて痛みが出てる、その痛みを薬で止めたって、骨や筋肉が回復するわけじゃなし。



もうね、西洋医学の薬はこればっかりで…。


ちなみにこの薬、副作用に「骨粗鬆症」もあります。ウォーキングも難しくなってきたので、もしかしたらそのうち骨密度下がってくるかもしれません。

そうしたらどうなるか?カルシウム製剤だのビタミンD製剤だのビタミンK製剤だの出されるわけですよ。

もしかして不勉強な医師に当たってしまったら、カルシウムの補給に牛乳の飲用を勧められるかもしれませんね。牛乳はむしろ骨を弱くするし、エストロゲンも成長ホルモンもインスリン様成長因子も含まれてますから、乳がん患者は飲んではいけないのですけど。



そうそう、牛乳と言えば。

「乳がんと牛乳」のジェイン・プラント博士、血栓か何かでお亡くなりになったようです。

” she passed away from a blood clot - an possibly an unforeseen side-effect of the medication. ”

もしかしたらプラント博士も、ホルモン治療の薬を飲まれていたのかもしれません。

ちなみに乳がんのホルモン療法には「アロマターゼ阻害剤」以外にも「抗エストロゲン剤(ノルバテックスなど)」という薬も使われますが、こちらも心血管系に影響あり。

そもそも、がん患者は「トルソー症候群」と呼ばれる、血栓が出来やすい状態にあるのだそうです。特に乳がん患者には多いようです。

というわけで、ホルモン治療の薬を飲むのであれば副作用でその確率も上がるので、脳梗塞やら肺血栓塞栓症やら、そんなのにも気をつけなければなりません。

こういう不安を医師や薬剤師に相談するとどうなるでしょう?



抗血小板製剤やら何やら、処方されるわけですよwww



はぁ…。

ここまでくると、免疫療法だとかその他の代替療法、特に副作用の少ない治療法を医学系の学会も厚生労働省も認めようとしないのは、製薬会社が儲からないからだ、という陰謀論が信憑性を帯びてきます。

でも、FBあたりで腫瘍内科医らにいくら言っても聞きません。

洗脳がひどいのか、利益相反なのかは分かりません。



中には、

「私自身、標準治療の悲惨な現実を知らない時期に、多くの犠牲者を出してしまった罪は、未来永劫忘れません。」

自著にそう素直に書いて、高容量での抗がん剤の使用を反省してる医師もいるようですけど。日本の医学はまだまだです。

2018年1月13日 (土)

2018年になりました

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。


昨年は大変な一年でした。


一昨年の秋に鼠径ヘルニアで入院、手術。

入院中に激痩せしたおかげで予後が悪く、年明けぐらいから乳がんが悪化。

頑張ってリハビリするものの、食事をうまく消化吸収できず冷えがものすごく、筋力も落ちて五十肩で腕が上がらなくなり、腫瘍が大きくなり皮膚浸潤、いわゆる「花咲き乳がん」になり浸み出してくる体液をいかに抑えるか、の試行錯誤。

自然療法は意外と効果が弱く、漢方薬も善し悪しあるのだな、と教えられました。

特に、ネットでも専門家からでも、得た情報を鵜呑みにしないこと!

例えば、「花咲き乳がん」から出血があった場合、「悪い血だから出るのはむしろいいこと。全部出し切ったら治る」みたいなことが書いてあるサイトがあります。

これ、要注意です。

本当にそれで治るのか?と、乳がん関連の自然療法系ブログを見てると、何年も全く更新されてない、或いは「ブログ主は亡くなりました」とご挨拶文が載っているものが幾つか見受けられました。

実は亡くなってる人が多い…?

よくよく調べてみると、出血は「動脈浸潤」、つまりがん細胞が動脈を破って、そこから出てきている可能性もあるのです。

出血性のショックで救急搬送されたり、お亡くなりになってる方々もいらっしゃる、と。

これは、西洋医学系の論文などで知りました。

しかし。そうとは分かったものの。出血を止める方法が、自然療法では見当たらない。

医師に相談したところ、勧められたのが「モーズ軟膏」でした。

Mohsペーストが著効した局所進行乳癌の1例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcs/37/6/37_1096/_pdf

調べてみて、これなら受けてみてもいいかも、と思い、施術を受けました。

私の場合、「著効した」とまではいきませんが、腫瘍がかなり小さくなったこと、出血が止まったことは大きな成果でした。

西洋医学も捨てたもんじゃないですね。


では、漢方薬はどうかと言いますと。

がん患者に処方される漢方薬として、有名なものに「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」があります。

最後の部分、「湯」が「丸」になってる場合は、形状が丸薬というだけで、有効成分は同じです。

この二つの薬に共通している生薬に「黄耆(おうぎ)」があります。

これは単体でもがんの治療に用いられるそうです。

ところが

この黄耆(おうぎ)、実はイソフラボンを含んでおります。

参考

なので、ホルモン感受性のある乳がんにはむしろ逆効果なのです。

知らずに売っている漢方薬屋さん、もしかしたら結構いるのではないでしょうか?


ここまで読んで、「やっぱり西洋医学の方が優れてるじゃないか」と呟いたそこのあなた。

私の乳がんがここまで悪化したのも、西洋医学のせいなんです。


まず最初に、抗がん剤の点滴でひどい副作用が出ました。

三週間で体重が60kg→50kgに落ちても、医師は方針を変えようとはしませんでした(ガイドライン違反らしい)。

そしてヘルニア入院時の激痩せ。この時は55kg→49kgまで落ちました。

がん患者が「がんそのもの」で亡くなる場合、がんに栄養分を取られて激痩せ(サルコペニア)し、悪液質(カヘキシア)に陥る場合が多いようです。

というわけで、肥満傾向にはないがん患者を「痩せさせてはいけない」はずなんです。

食欲もない、消化機能も弱ってる、そういう状態の人間に断食を勧める代替療法家もいて、それもまた困ったもんだと思いますが…。それはさておき。


上記の「モーズ軟膏(モーズ・ペーストとも呼ばれる)」、発明者のモーズ医師が動物実験を経て最初に人間に応用したのが1936年。今から80年以上も前の話です。

ところが日本で使われ出したのはつい最近の話。論文等検索すると2010年以降のものばかりです。

どうも、日本では原料の亜鉛華だか何だかが手に入らないとかで、長い間使えなかったみたいです。

がん治療にかかわるものって、治療法が発見されたのはかなり古いのに、今までろくに検証されてこなかったものが多いですよね。ビタミンC点滴とかアミグダリンとか。


丸山ワクチンもそう。今頃になって臨床試験やってるらしいです。


一方、漢方薬…というより中医学は、西洋医学の手法を取り入れて、随分と進んできています。

中国では検診も普及しておらず日本のような健康保険制度もないので、がん患者の多くは末期になってから病院に行きます。しかも、お金がないので高価な抗がん剤はなかなか使えません。

しかし、死亡率などは日本とそれほど変わらないのだそうです。漢方を利用してるから。

有名ところでは「天仙液」というものがあります。栄養ドリンクのような形で売っています。

中国やアジア諸国では認められているこの薬、日本では認可されていません。だからサプリメント扱いでとても高価です。

他にもいろいろな生薬があります。現在お試し中です。


ところが、日本ではまだまだ最近の中医学を取り入れようという気配はありません。

高価な上に有効率がそれほど高いわけでもなく、副作用もある免疫チェックポイント阻害剤を「夢の薬」のように崇め奉って使っています。ステマなんでしょうか?


最近、WHOが伝統医療も取り入れるとの発表をしたそうです。

これを受けて日本のがん治療は変わるのか?しばらくはそのままでしょうが、医療関係者の意識は変わっていくかもしれませんね。


今年もよろしくお願いいたします。




















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Sage's Link List

  • がん対策推進基本計画
    厚生労働省が平成24年に発表したもの。これによると、治療せずに様子を見る「経過観察」はしちゃダメ!なのかな?なんで?w
  • 国立がん研究センター
    食事療法については何も載っていません。アルコール摂取を控えましょう、肥満に注意しましょう、ぐらい。

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  • サラ・ブライトマン: 神々のシンフォニー
    日本盤のみボーナストラック追加。
  • 3/8にリマスター発売。
    Pink Floyd: 狂気
    まさに「狂気の沙汰」ですね。
  • Walk This Way
    RUN D.M.C.:
    エアロスミスとのコラボ。
  • Somewhere I Belong
    LINKIN PARK: METEORA
    あるプログラムでの使用曲。
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