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2018年9月19日 (水)

西洋医学のがん治療は否定すべきか

放射線治療を終えて二週間が経過しました。

おかげさまで経過は良好です。


さて、最近、がん治療に対する考え方が少し変わりましたので、ここに書いておきますね。


もっと早く更新したかったのですが、遅くなったのには理由があります。

パソコンが壊れてしまったのです。


代替機を選んで購入、それを使いやすくカスタマイズするのにしばらくかかりました。


中古パソコンを幾つか試したのですが、その中で一つ、珍しいものがインストールされているのを見かけました。

「ATOK2017」です。

ATOK、ご存知でしょうか?30年ほど前、NECが出していた日本語MS-DOSパソコンのPC98シリーズ、

その上で動くワープロソフトといえば「一太郎」でした。

その「一太郎」で使われていた漢字かな変換、それが「ATOK」。ジャストシステムの製品です。

2017バージョンが出ているとは知りませんでした。ああ懐かしい。

その頃からパソコンをお使いの方はご存知だと思いますが、初期のMS-IMEの漢字かな変換機能というものは、使い物にならない位クs…ではなくゴm…いえあの、あまり「質が高いとは言えない」シロモノでございました。はい。学習機能もなかったので辞書登録しまくった記憶があります。

ですが、今はどうでしょう。かなり使いやすくなりました。

もはや、文句を言う人はあまり見かけません。

大量に売ることで標準化したこともあるのでしょうが、優秀な人材を集めて機能を向上させたというのも理由の一つでしょう。

わざわざオプションでATOKを入れる必要はなくなってしまいました。


このような現象は、実はがん治療についても、同じことが言えるのではないかと。


がんは予防が大切。そしてその予防には東洋医学や自然療法も重要な役割を果たす。それは分かります。

しかしいざ、腫瘍が大きくなってしまうと、東洋医学や自然療法では、なかなか治療できません。


モーズ軟膏を塗布した時にも感じたことですが、

「腫瘍が小さくなると体調は劇的に良くなる」

のです。


これは、手術でも放射線治療でも同じだと思います。

(ただし抗がん剤は違います。この件はまた別途)


一方、東洋医学では「腫瘍を一気に小さくする方法」がないのですよ。

毎日毎日、身体を温めたり、漢方薬飲んだりして、少しずつ小さくしていく。

しかしそれでは間に合わないのですよ。少しでも悪化させてしまったら、元の木阿弥ですし。高価な漢方薬が無駄になってしまったり。


そんな経験から、「腫瘍を小さくする」治療は、ある意味で「救急医療」のカテゴリに入るのではないか、と最近は考えるようになりました。

放射線治療を試しに受けてみたのも、そういう理由からです。


西洋医学の方は、日本では優秀な人達が集まっていろいろと研究を行っています。

その結果、副作用が少なく、治療効果の高い方法にはどのようなものがあるのか、分かってきているようです。


なので

三大療法を毛嫌いするばかりでも良くないのではないかと、最近は考えるようになりました。


そして「自然派」の方々の中には、西洋医学を嫌うあまりに、西洋医学の効果を過小評価し、それ以外の代替療法を過大評価する人が多くいることに気付いたり。

先日は、某施設のチラシに座談会形式の体験談が載っているのを発見しました。この「体験談」そのものも問題あるのでは?と疑問に思いましたが、酷かったのはその内容。

「ちょっとした手術はしたけど、それだけ。あとはここに通って治しました。三大療法しなくても治っちゃった!」

はぁ?

「三大療法」って、「手術、放射線治療、化学療法」ですけど…

「手術」しておいて「三大療法しないで」って???


どうも、西洋医学が進んでしまったので、それ以外の方々との差が開いているように感じます。

今度NHKで東洋医学について放送するようですが、

今の日本の東洋医学では、がんは治せないでしょう。西洋医学との組み合わせで、より患者に負担のない治療を模索することは可能だとは思いますが、それが進んでいるとも思えません。

何しろ、優秀な人は西洋医学にばかり行ってしまうので…。


今、中国では研究者募集しているそうです。

あーあ、若い頃もっとしっかり勉強してれば…。この年でも中国行って漢方の研究しようという気になったかもしれない。パソコンゲームで遊んでばかりいたからなぁ…。

仕方ない。今、自分でできることを何とか、やっていくしかない。


まずはこの論文を読破してそれが意味するところを調べないと…。

The Microbiota of Breast Tissue and Its Association with Breast Cancer

東洋医学的な療法はおそらく、この「細菌叢」を変化させるということなのだと思いますが、微生物についてはあまり詳しくないので分からないことだらけです。

この論文については続報を出す予定ですが、いつになるかはわかりません。ご了承ください。

2018年9月 6日 (木)

がんと運動 4

今年に入って、「がんと運動」に関する記事を2つ書きました。

しかし、3年ほど前にも「がんと運動」というタイトルでの記事を書いていたことを思い出しました。

そのため、前回と前々回の「がんと運動」関連記事は、タイトルが若干変更されています。ブックマークされてる方、これらの記事で検索などされてる方はご注意を願います。

さて。こんな記事を発見しました。日経ビジネスです。

運動すればがんの進行を抑えられるってホント?

大腸がんと前立腺がんについて、大腸がんではインスリン様成長因子(*1)が、前立腺がんではテストステロンが(*2)、筋肉で消費されるために、がんの進行を遅らせることができる、という記事です。参考文献も明示されておりました。

また、会員登録して全文読みますと、

>国立がん研究センターが45~74歳の男性3万7898人を約8年間追跡した研究がある。1日の身体活動量(運動量)で4つのグループに分けると、たくさん運動している人はがんの発症リスクが低いことが分かった。運動していない人たちに比べて運動量が最大のグループは、肝臓がんの発症リスクが38%、大腸がんの発症リスクが42%、すい臓がんの発症リスクが45%低くなっていた(*3)。

>加えて最近、米国で19~98歳の約144万人を対象にした大規模な疫学調査の結果が発表された。週5日以上、ウォーキングなどの運動を行っている人は、まったく運動しない人に比べて、食道がんの発症リスクが42%、肝臓がんが27%、肺がんが26%、腎臓がんが23%低かった(*4)。

とあります。

確かに、これらのがんについてはそうなのでしょう。

しかし。

お分かりですよね?この中に「乳がん」は含まれていません。

何故か?

乳房はこのような構造となっております。

S1_40_1

画像はこちらのサイトからお借りしました。

乳腺は、ご覧のように大胸筋のすぐ外側にあります。

そして、「乳がんヨガ」のサイトで紹介されているテキスト「メディカルヨガ」には、がんのためのヨガとしてこのようなものが紹介されています。

Medicalyogabreast_2

このような運動では、エストロゲンの元であるテストステロンも、IGFも、大胸筋周辺に集まってしまい、逆にがんの進行を促進してしまう可能性があります。

この「メディカルヨガ ~ヨガの処方箋~」という本は、以前はサイトトップに載っていたのですが、今は代表理事挨拶の所にしかありません(詐欺的なサイトですのでリンクは貼りません)。訳者が日本ヨガメディカル協会の代表理事の方だから、なのですが、この理事さんのヨガがどの程度なのかは、この本を読んでみればわかります。興味のある方は、amazonマーケットプレイスででも探してみるといいでしょう。私もそのうち出品するかもしれません。必要ないので。



繰り返します。

他の部位のがんには運動も効果あるかもしれません。

しかし、こと「乳がん」に関しては、かなり慎重であるべきです。

「どんながんにも運動は進行を抑制する効果がある」このような誤った通説が、乳がん死亡者を増やしている可能性があるということを、フィットネス関係者もヨガ関係者も、肝に銘じておいて頂きたいと思います。

2018年9月 4日 (火)

有名人とがん

先日、漫画家のさくらももこさんがお亡くなりになりました。

ご冥福をお祈りいたします。

お亡くなりになったのは8/15だそうですが、発表は8月下旬でした。9/2の18:00からのアニメ「ちびまる子ちゃん」は特別放送、番組の最後には追悼文も。

ところで、今日になってさくらももこさんは「民間療法にはまっていた」との報道がありました。

さくらももこさん、仕事のために “民間療法” で向き合った乳がんとの闘い

>「乳がん発症時に使用していた抗がん剤の副作用が、相当、辛かったようで、身体にも合わなかった。そのため、仕事に支障がないようにと民間療法を試すようになったのだと聞いています。そうこうしているうちに、取り返しのつかない状態にまでなってしまったようです。

>良いと聞けば資料を集め、気に入ると全国の民間療法施設に出かけたりしていたようです。民間療法で器具を用いて波動の測定をしたり、食事療法のアドバイスなども、熱心に取り組んでいたようです」(前出・番組関係者)

>昨年6月、同じく乳がんのために死去した小林麻央さんも民間療法での治療をしていたと報じたれた。その後、がんの民間療法は大きな物議を醸したことは記憶に新しい

あれ?おかしいですね。その前(8/30)に発信された記事

10年近く闘病していたさくらももこさん 夏前に急激に悪化

によると、

>東京都心にある自宅からすぐ近くにある総合病院に通って治療を続けていたようだ。奇しくも、そこは、乳がん闘病の末に昨年、命を落とした元アナウンサーの小林麻央さん(享年34)もがん発覚直後に通っていた病院だった。

ほぉ。小林麻央さんが「がん発覚直後に」通っていた病院。

小林麻央さんって、FEC療法やタキソール(パクリタキセル)による治療受けてたんですよね?

FEC療法やタキソール使う病院に通うことが、トンデモな民間療法にはまることなのでしょうか?

三大療法を擁護したいあまりにトンデモな記事を書いて、それをひたすらヨイショしても、騙されるのは情報弱者だけですよ。

ちなみに、三大療法と民間療法は併用可能なものが多くあります。根拠もなしに全ての民間療法を否定するほうがトンデモさんだと思います。

放射線治療終了しました

7月に始めた放射線治療ですが、本日30回目、無事終了いたしました。

X線で25回、電子線で5回。

途中経過のCTではかなり腫瘍は縮小していました。

ただ、副作用もありました。皮膚表面近くの腫瘍を狙って放射線を当てたので、皮膚炎が出ました。一時期かなりひどい状態でしたが、現在は小康状態です。

白血球数も若干減少しましたが、アンサー20のおかげか、それほどひどくはならなかったようです。

ただ、放射線治療は、終了後も要経過観察のようです。

とりあえず今回はご報告まで。

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Sage's Link List

  • がん対策推進基本計画
    厚生労働省が平成24年に発表したもの。これによると、治療せずに様子を見る「経過観察」はしちゃダメ!なのかな?なんで?w
  • 国立がん研究センター
    食事療法については何も載っていません。アルコール摂取を控えましょう、肥満に注意しましょう、ぐらい。

Sage's Music List

  • サラ・ブライトマン: 神々のシンフォニー
    日本盤のみボーナストラック追加。
  • 3/8にリマスター発売。
    Pink Floyd: 狂気
    まさに「狂気の沙汰」ですね。
  • Walk This Way
    RUN D.M.C.:
    エアロスミスとのコラボ。
  • Somewhere I Belong
    LINKIN PARK: METEORA
    あるプログラムでの使用曲。
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