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2017年12月12日 (火)

祝 受賞!

先日、医師兼ジャーナリストの村中璃子さんが、マドックス賞を受賞されましたそうで、おめでとうございます。

ところで

「医学界のピューリッツァ賞」という表現も散見されるこの「マドックス賞」ですが、私は失礼ながらその存在を村中さんが受賞するまで存じませんでした。

さて、どのような賞なのでしょう?

ジョン・マドックス賞(Wikipediaより)

ジョン・マドックス賞は、公共の利益に関わる問題について健全な科学とエビデンスを広めるために、障害や敵意にさらされながらも貢献した個人に与えられる国際的な賞[1]。
賞に名の冠された、ジョン・マドックス(en:John_Maddox)は、科学雑誌『ネイチャー』の編集長を22年務め、同誌を一流専門誌に育てた。熱意とたゆまぬ努力をもって科学を守り、困難な議論に関わり、他の人々もそこに加わるようインスピレーションを与えた人物である。書き手であり編集者としての長い人生を通じて、人々の態度と考え方を変え、科学の理解と認知を高めるために戦い続けた。
本賞は、マドックスが長年編集者を務めた科学誌『ネイチャー』と、王立協会での交流のあったマドックスの友人、ラルフ・コーン卿の設立した「コーン財団」、マドックス卿が2009年に他界するまで役員を務めた「センス・アバウト・サイエンス」の共催によるものである。
マドックス卿について、友人で科学者のウォルター・グラッツァー氏はこう語っている。
マドックスは、科学的発見や技術の進歩における、ありとあらゆる新しいこと、刺激的なことについて、誤り、不誠実、偽物であると信じたことは恐れずに批判しながらも、精力的に書きつづけた。その仕事はユーモアと優雅さにあふれるものだったが、決して難しい議論から逃げることは無く、むしろそれを楽しんだ。彼の率直さは、時には敵を生み、しばしば上層部を怒らせたが、それよりももっと多くの仲間をもたらした。人々の態度や考え方を変え、社会が科学をより深く理解するよう戦い続けた。[1]

ふむ。

Natureはともかく、この「コーン財団(the Kohn Foundation)」と「センス・アバウト・サイエンス(Sense about Science)」ってのは何ぞや?またしても私の知らないものが出てきました。

センス・アバウト・サイエンスについては英語版のWikipediaにありました。アストラゼネカやファイザーなどの製薬会社からの寄付で運営されてるそうです。

For example, for the fiscal year ending 5 April 2008, the trust received £145,902 in donations. Disclosed corporate donations comprised £88,000 with pharmaceutical company Astra Zeneca donating £35,000.[71] Previous donations included other pharmaceutical industries such as Pfizer.[71]

ふーん。もしかしたらGSKやメルクも?

まぁいいや、ではコーン財団はどうなんでしょう。

…?

検索してもヒットしない…?

ここのサイトのリンクは切れてますね。

仕方なくツイッターを検索してみると、こんなツイートが。

@MedecineLibre
John Maddox prize attributed to MD @rikomrnk for her great work to reaffirm anti-HPV vaccine safety in Japan. Problem: this prize awarded by @senseaboutsci is funded by The Kohn Foundation who owns £145.366 of HPV vaccine producer @GSK shares. Her work deserved a COI free prize.

COIとは「利益相反」のこと。

GSK(グラクソスミスクライン)はHPVワクチン「サーバリックス」のメーカーです。

そのGSKの株式を所有しているコーン財団が、HPVワクチン推進派の村中さんに賞を出したことを

「利益相反の自由賞」

と皮肉っているのですねw

なるほどぉ~www


しかし、受賞者の村中璃子さん。何かいろいろご不満があるようです。

メディアが一切報道しない!というのがその理由。

@rikomrnk
N社は巨大で影響力も大ですが、良識ある記者のいる他のメディアから取材も来てます。日本の記者だけ低レベルで世界に取り残されてるなんて思いたくない。私の受賞は大メディアのカルト化を前にメディア界が危機感を新たにし、専門家と社会をつなぐいい記者がたくさん育つきっかけになると信じてます

大メディアが「カルト」なんですと。

まぁ、ある意味では当たってますが…ちょっと違うんじゃないの?

でも、私も正直いって、もう少し報道されるかと思ってました。だって大メディアは製薬会社とズブズブだから。しかし、今回のこの受賞はなかなか報道されない。

なんでだろう?

ということで、再検索。

村中璃子さんのWikipediaページ

村中 璃子(むらなか りこ)は、日本の医師、ジャーナリストである。WHO(世界保健機関)の医療社会学者、外資系製薬会社の疫学調査担当ディレクターを経て、臨床医並びにペンネームでのフリージャーナリスト活動を行う。

東京都生まれ。父は政治記者。外祖父は医師。一橋大学出身の探検家兼外科医の関野吉晴の本を読んだのをきっかけに、一橋大社会学部に進学。在学中は中東などに一人で訪れ、国際社会学の梶田孝道教授のゼミに1期生として参加。同学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科国際社会学専攻修士課程修了、社会学修士。同博士課程進学[1]。

一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退後、北海道大学医学部卒業。医師免許取得後、世界保健機関西太平洋地域事務局(WPRO)新興・再興感染症チームでアウトブレイクサーベイランスやパンデミック対策に従事。報道監視業務や、医療社会学者の肩書でのアウトブレイク後の農村調査などを行った[2]。

日本に帰国後、外資系製薬会社のディレクターとなり2年間肺炎レンサ球菌の疫学調査に従事するが、2009年新型インフルエンザの世界的流行を機に世界保健機関に戻る。その後大学時代の友人である新聞記者に、メディア関係者の懇親会に招かれたのを機に、フリーのジャーナリストとなる。2014年の西アフリカエボラ出血熱流行の際には、バイオセキュリティーの観点から論考を発表し、読売新聞の「回顧論壇2014」で、遠藤乾による論考三選の一本に選ばれた[3]。2016年京都大学大学院医学研究科非常勤講師[4][5]。

2017年、ヒトパピローマウイルスワクチンの問題を扱ったことなどが評価され、『ネイチャー』誌等が主催し、「公共の利益に関わる問題について健全な科学とエビデンスを広めるために、障害や敵意にさらされながらも貢献した個人」に対して贈られるジョン・マドックス賞を、日本人として初めて受賞した[6][7]。

公式ページのプロフィールはこちら

下の方に一橋大の広報誌へのリンクがありますね、pdf形式の。

そこを開くと、こんなことが書かれています。

東京で生まれ育った村中。父親は政治記者として活躍した根っからのジャーナリストだ。故・大平正芳元首相と親交が深く、大平氏の葬儀を伝えるテレビニュースでは、親族と並んで最前列に立つ姿が映された。

一方、母親の家系には祖父母の代から医者が多い。現在の村中の職業は、まさにそんな両親の血が混ざり合った産物のように思える。

ふーん、ジャーナリスト活動は親の七光…いやいや、優秀な家系のお家にお生まれになったのですね。一般庶民としては実に羨ましい。

一橋大在学中の話は、詳細に語ってますね。

修士まで出てるし、一橋大の広報誌なんだから当然といえばですが。

海外旅行しまくり。いいですね経済的余裕のある人は。ああこれも僻みになってしまいますねぇお恥ずかしいw

しかし、医学生として、医師としての記述はこれだけ。

6年間、札幌で暮らしながら医学を学んだ村中は、縁あってWHOで働くことになる。
『臨床医としての仕事も興味深く、やりがいのある経験でした。しかし、社会学を学んだ経験も活かし、何らかの形で海外医療に携わりたいという初心は変わっておらず、WHOで働かないかという話をもらった時には二つ返事で引き受けました』

…?

そういえば。

以前から、「村中璃子」はペンネームであり、本名を公開しない、名刺すら持たないジャーナリストということで、一部で話題になってはおりました。

「村中璃子」さんはジャーナリストなのだろうか?

医師兼ジャーナリストなら、どちらにおいても自らの言論に責任を持つ、という意味で本名で活動するのが筋では?という内容。私も同意見です。

しかも、医師資格に関してはこんなことも。

◆村中 璃子(中村理子)さんが医師免許を有してるかについて

村中璃子さんの本名は「中村理子」らしいとの噂。

しかしその名前での医籍登録は一名のみ、年齢的にどうなの?本当に医師免許持ってるの?という内容。

ちなみに医籍登録されている中村理子さんは、村中璃子さんとは別人のようです。

@Puku_Pukuro
村中璃子の本名が中村理子とはわかっていますが、医師とは確認できていませんよ。医師等資格確認検索で「中村 理子」を検索すると1件(平成6年に医籍登録)出ますが、この方は佐賀医科大学出身の精神科医です。吉村猛先生はどうやって彼女が医師と確認したのでしょうか。

ふーん…

ん?

てことは

村中璃子さん、医師免許持ってないの?????

個人の公式サイトには「医師、ジャーナリスト」ってしっかり書いてありますが…。

???

医師法 第18条 医師でなければ、医師又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。

前にも書きましたが、本名明かさないで医師として活動するのは、この条文に反してる可能性があるんですよね。

メディアが書かないのも分かります。医師として活動してるのに、医師免許が確認できないような人のニュース、怖くて出せないでしょう。ましてそういう人が書いた本の出版なんて無理。

近藤誠医師がワクチン本出した時には村中さん、自分は出せないのに、と怒ってらっしゃいました。

医師免許を持っていることが証明できれば、出版も可能なのでは?と思いますけど。

医学部卒業しただけで国家試験受けてない、或いは受けたけど落ちた、って可能性もありますね。

その辺、北海道大学としてはどうなんでしょうねぇ?

でも、HPVワクチン推進してるのがこういう人だと判明して、むしろ納得しました。

だって、テレビで見たHPVワクチン被害少女達。YouTubeでは世界中のHPVワクチン被害者の動画が見れますが、あの症状を

「心因性」

「ヒステリー」

それで片付けるって…とても医師とは思えませんから。

しかも「日本だけ」って言い張ってるし。

今後、HPVワクチンがどうなっていくのかは分かりません。

しかし、子宮頸がん予防にはワクチンを打つのではなく、性生活も含め生活習慣を悪化させないことで予防していく、という方法が賢明だと思います。



最近わりと流行ってる、昔は少なかったであろう明るい色の「おばあちゃんの着物」をお召しになってマドックス賞を受賞された村中璃子さん。

受賞、お目出度うございます!!!

2016年11月25日 (金)

薬機法

先日、医師について書きました。

今日は、薬について書いてみようと思います。

私が打たれた抗がん剤は、「シクロフォスファミド」。アルキル化剤の一種です。

アルキル化剤は、アルキル基と呼ばれる原子のかたまりをがん細胞のDNAに付着させ、らせん状にねじれた二本のDNAを異常な形で結合させて、DNAのコピーができないようにさせるものです。

アルキル化基が結合した状態でがん細胞が分裂・増殖しようを続けようとすると、DNAがちぎれてしまうため、がん細胞は死滅します。そのため、腫瘍は縮小します。

が。

このアルキル化剤、正常細胞の分裂・増殖も抑制してしまいます。

というより、当初はその「正常細胞の分裂・増殖を抑制する」ことの方が目的の薬剤でした。

当初の名前は「イペリット」。第一次世界大戦でドイツ軍が使用し、数千人に中毒者を出し、100人近くが亡くなったのだとか。

そう、実は、医薬品ではなく、兵器として作られた「毒ガス」だったのです。

このガスの毒性はとても強く、研究者がその毒性の強さに研究を諦めたりしたそうです。

ところがその後、化学兵器の使用は禁止されてしまいます。

しかし、どこの国も密かに研究を続けていました。

日本でも実は、作っておりました。広島県大久野島で作られ、工場作業員が何人も中毒になったり肺がんを発症したりしたそうです。

当初は「からし」のにおいがするので「マスタードガス」などとも呼ばれました。しかしそれでは毒ガスの存在がにおいでバレてしまいます。そこで硫黄を窒素に置き換えた「ナイトロジェン・マスタード」が出来ました

そして第二次大戦が終了。冷戦時代に突入すると、作ってしまった毒ガスをどうするか?という問題に直面します。

1943年のイタリアのバーリ空襲におけるジョン・ハーヴェイ号事件では、アメリカ船籍のジョン・ハーヴェイ号に積んであったマスタードガス爆弾2000発から、マスタードガスが大量に海中に流出しました。

そして周囲の民間人や、事故処理作業にあたった作業員が中毒になってしまうのですが、この時、「マスタードガスにより白血球数が減少する」という現象がみられました。

そのため、白血病の薬として使われ、さらに他のがん患者に対しても治験が行われました。

そして生まれたのが「シクロフォスファミド」。商品名は「エンドキサン」。世界で一番売れている抗がん剤だそうです。副作用の少ない日本製の「ナイトロミン」という薬もあったそうですが、何故か使われなくなりました。

元が「毒薬」ですから、副作用がひどいのは当たり前です。

いわゆる「抗がん剤」というのは、このような薬ばかりです。

例えば、「マイロターグ」という薬があります(ゲムツズマブ オゾガマイシン Gemtuzumab ozogamicin)。白血病などの治療薬として使われるそうです。

ですがこの薬、「臨床試験において、本罪に関連したと考えられる死亡例が認められている。」そうです。

臨床試験については、添付文書では20例中5例が良好であるように書かれていますが、実際に調べてみると

なんと

臨床試験(第Ⅰ相・第Ⅱ相)338例中306例(90.5%)で被験者が死亡。

主な死亡原因は、肺出血、脳内出血、敗血症、肺炎等の副作用及び原疾患の悪化、だそうです。

そのため、この薬を承認しない国もありました。承認した国も10か国ほどありましたが、承認取り消しが相次ぎ、今でも「薬」として承認しているのは日本だけ。

これ…「薬」なんですか?「毒」なんじゃないの???

ちなみに薬機法第14条には

「申請に係る医薬品又は医薬部外品が、その効能又は効果に比して著しく有害な作用を有することにより、医薬品又は医薬部外品として使用価値がないと認められるとき。」

には、

前項の承認は、与えない。

とあります。前項とは

「医薬品(厚生労働大臣が基準を定めて指定する医薬品を除く。)、医薬部外品(厚生労働大臣が基準を定めて指定する医薬部外品を除く。)又は厚生労働大臣の指定する成分を含有する化粧品の製造販売をしようとする者は、品目ごとにその製造販売についての厚生労働大臣の承認を受けなければならない。」

つまり、

効果に比して著しく有害な作用を有することにより、医薬品として使用価値がないと認められるときには、製造販売についての厚生労働大臣の承認は与えない。
と決められているのです。

決められているはずなのに、何故か、厚生労働省のお役人には、無視されているようです。

何故、日本でだけ使われ続けているのでしょう?

敗戦国(国連でいう「敵国」)だから、或いは有色人種の国だから、仕方ない、ということなのでしょうか???

発売時期から推測すると、本田美奈子さんにも使われた可能性があるそうです。

ご冥福をお祈りいたします。

※2014年に「薬事法」は改正され「薬機法」になったのを把握しておりませんでした。訂正しました。
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Sage's Link List

  • がん対策推進基本計画
    厚生労働省が平成24年に発表したもの。これによると、治療せずに様子を見る「経過観察」はしちゃダメ!なのかな?なんで?w
  • 国立がん研究センター
    食事療法については何も載っていません。アルコール摂取を控えましょう、肥満に注意しましょう、ぐらい。

Sage's Music List

  • サラ・ブライトマン: 神々のシンフォニー
    日本盤のみボーナストラック追加。
  • 3/8にリマスター発売。
    Pink Floyd: 狂気
    まさに「狂気の沙汰」ですね。
  • Walk This Way
    RUN D.M.C.:
    エアロスミスとのコラボ。
  • Somewhere I Belong
    LINKIN PARK: METEORA
    あるプログラムでの使用曲。
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