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2019年9月14日 (土)

乳がん患者がやるべき身体活動 2 手術からのリハビリ

乳がん患者、乳がんサバイバーなどと一口に言いますが、治療法もサブタイプも人それぞれです。

ですが、手術は多くの人が受けています。私も3ヶ月ほど前に受けたばかりです。



なので今回は、手術を受けた人向けのリハビリを自分の経験も含め、幾つかご紹介いたします。

乳がん関連ヨガも、もともとは手術後のリハビリから始まったようですので。



参考にしたのはこちら

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アメリカの理学療法士さんが書いた本ですが、数人の患者さんの症例をもとに、どの場合にどのリハビリを勧めるか、という内容が書いてあります。

アメリカの医療本の場合、患者さんが実名で登場するんですよね。日本だと架空の人物だったり匿名だったりするんですが。

その分リアリティはあります。



ただ、この本は理学療法士さんが書いたものですので

症状や治療法など、専門用語が多く出てきます。一般の乳がん患者さんには少し読みにくいかもしれません。

その分、説得力はあります。病院で習ったリハビリも幾つか含まれていましたので、看護師さん達は読んでいるのかもしれません。

患者さんとのやり取りの実例から、この著者の理学療法士さんはリハビリと同時にカウンセリングも行っている実態が見てとれます。患者としてはなかなか興味深い所です。



さて、ではこの本に書かれている具体的なリハビリの方法についてみていきます。

まずは手術直後から行ってよいもの。



「深呼吸」
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これは一番最初に行うことを勧められてます。

まず、口からゆっくり長く吐いて、その後吸い込む。

腹式かどうかとかは具体的には書いていません。「出産時の呼吸と同じ」だそうです。

「横隔膜を使う」などの記述から腹式だとは思いますが、

健康な人でも呼吸法は難しいのに、手術後の乳がん患者にいきなり複雑な呼吸が出来るわけありませんから、あまりこだわらないのでしょう。

「自然呼吸」でもいい、ということでしょうね。



実は、

乳がん切除後、特に乳房全摘出した後は、かなり呼吸が苦しいのです。

何しろ、胸の皮膚を「縫い縮めてる」わけですから、胸郭が締め付けられているような状態なのです。

ですので、肺を空気で満たすような深い呼吸は出来ません。

なので吐くことだけに集中し、吸うのは少しずつにしようと思っています。

無理して肺いっぱいに空気を入れようとすると交感神経を刺激してしまう「胸式呼吸」になりかねないので危険ですし。

ゆっくり、呼吸の練習をしながら、皮膚を伸ばしましょう。

 

「棒の挙上」

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手術後にまず困るのが、腕が上がらないこと。いわゆる「運動障害」。

着替えも大変、ヘアケアも大変、洗濯物干したり高い所にある調理器具を取ったりなどが出来ずに落ち込む日々でした。

まずはそれを改善します。腕が上がれば、動作はあまり問題なくなるそうです。

仰向けになって腕を垂直に上げ、それを頭の方へ向けて少しずつ動かしていく。手が床について仰向けで万歳できればいいのですが、手術後はおそらく45度ぐらいの角度で止まってしまうと思います。

棒を持つのは多分、左右の腕を同じように動かすためだと思われます。

これ、私は棒なしでやりました。

ベッドのヘッドボード(または壁、テーブル、ソファなど)に手をつけて、しばらくそのままストレッチ。

毎日1回でも続けていくと、少しずつ可動域が拡大していきます。



「壁のぼり」

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これも目的は手を上げること。前と横、両方行います。

「棒の挙上」とこれで、かなり可動域拡大します。

ある程度上がるようになったら、洗濯物干しなど、実生活で手を上げる動作を多くしてリハビリを兼ねてもいいそうです。

私も実践してます。

手を上げたりするリハビリは、3ヶ月以上は続けるのが望ましいようです。リンパの流れが悪くなると「リンパ浮腫」「石灰沈着性腱板炎」(これはこの本の記載ではなくネット情報)になったりするらしいので、あくまで強度は軽めに、期間は長めにするのがいいようです。



「おじぎストレッチ」
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手術後に筋肉の「攣縮(れんしゅく)」がおきて痛みが発生することがあるそうです。それが改善した例が載っていました。

アドムカウィラアサナ。リラックスして筋肉を伸ばすのには良いポーズですね。



この本、放射線治療前の人や乳房再建した人など、いろんなケースについて書かれてるので参考になります。

痛みの表現の仕方とか、痛みのパターンについても書いてあります。

今まで自分では「痛みのパターン」を把握しようと試みたりしていたものの、医療関係者からはあまりそういう話を聞いたことはなかったし、こういうことを具体的に書かれた本は初めて読みました。

また、手術後のリンパや筋肉の状態など、痛みの原因が詳しく書かれているので参考になります。



一方で、ストレッチに関する解剖学的なことはあまり書かれていないのが残念です。



日本語版の出版は1997年。英語の原著は1995年、Windows95が発売された年です。

「乳がんと牛乳」(原著は2000年発行)よりずっと前ですね。



そういう古い本ですので、その頃は画像処理があまり進んでいなかったから書籍化の際に載せるのが難しかった、だから省略した、という可能性はありますが。

リハビリの動作も、全て上記のようなモノクロイラストで描かれていました。ボブ・アンダーソンの「ストレッチング」の真似をしたのかも。



また、その時代はおそらく、サイトカインだのマイオカインだのが乳がんに与える影響が、まだ明らかになっていない頃です。

ですので、軽い筋トレも含まれています。ダンベル持たせたり。



しかし、このあたりは最新の乳がん関連のリハビリではどうなのか?と思いネット上をあちこち探してみたのですが、なかなか見当たりません。



ちなみに私、ケロイド体質のようです。手術の傷跡が赤く腫れあがったような感じで盛り上がってます。この周辺に痒みを感じることがあります。

ケロイド体質とは、どうもコラーゲン生成過多であることが原因の一つのようです。

コラーゲンの生成にはエストロゲンが関与しています。

一方私は、関節痛が出やすい体質でもあります。

どうも私の場合、骨や皮膚を形成する1型コラーゲンはできやすく、軟骨の主成分である2型コラーゲンができにくい体質のようです。

2型コラーゲンが足りないのでどんどんコラーゲンを生成するためホルモンやサイトカインが出されるのだけど、1型ばかりできて2型はやっぱり足りない、これは遺伝体質のようです。



だから私のような体質の乳がん患者は、運動をしてもストレッチをしても、1型コラーゲンばかりできてケロイド悪化、しかも関節の軟骨はすり減るので2型コラーゲン生成のためのエストロゲンが過剰分泌されてしまい、乳がんは進行する方向へ向かってしまうのではないでしょうか。

そのためヨガをやるなら極力身体を動かさないリストラティブタイプのものを、自分に合った形で行うしかないと考えています。

ジョンズホプキンス大学の動画にあるような立ちポーズの多いアシュタンガ系のヨガなどは、関節痛が余計悪化しそうですので絶対やりません。



乳がんの手術には、上に示したようなリハビリを行わなければならない「障害」を負ってしまうというデメリットがあります。

しかし

抗がん剤の害については知られるようになっても、手術による運動障害についてはあまり知られていません。




ただ、上述しましたようにリハビリ関係の最近の本の出版はありません。医療関係者も恐らく、乳がん患者にはどこまで運動させていいのか良くわからない、というのが本音ではないでしょうか。

しかもそれは人によって違いますから。

安易にサイトに書いたり本を出したりは出来ないのでしょう。

アメリカは本の出版に関しては割と厳しくファクトチェックするらしいですし。そうはいってもファクトとしての「論文」が間違ってる場合もありますから何とも言えませんが。



一方、乳がん関連ヨガについては前々回も書きましたが書籍、動画、ネットサイトでの解説など多数あります。

リハビリが必要であることに加えて副作用の緩和についてもケアせねばならず、その中で「ヨガでまとめてやってしまってはどうか」という話が出てきたとしても、流れとしては不思議ではありません。



しかし、前回前々回も書きましたように、乳がん関連ヨガの「インストラクター」の質に関しては甚だ疑問です。

少なくとも私が受けた「乳がんヨガ」のインストラクターの知識は、この本の著者の足元にも及びません。

医療側はそれを分かっているのでしょうか?

もしかして、そういうインストラクターに任せることで「ヨガをやりすぎて乳がんが悪化して病院に戻ってくる」ことを、狙ってたりしませんか?



万一やりすぎて悪化しても、「治療」のための「医療」ではなく「QOL向上目的」のための「ヨガ」だから自己責任或いはヨガインストラクターの責任として病院側の言い逃れは可能、だからリハビリではなく「ヨガ」、という可能性は十分あると思います。

乳がん関連ヨガに関わる医師の言葉に「2012年にアメリカで発表された研究では、ホルモン療法を受けているがん患者さんが、ヨガを行うことによって関節や筋肉の痛みを和らげることができたという結果が出ています。2)」とあります。

しかしその根拠となる資料をネット上で確認しましたところ、

ここの動画(12分頃から)、最後の方に「Translational research」(橋渡し研究)が必要となっていて、メカニズムはまだわかってないようなこと言ってますよね。

分かってないのに勧めてるんですよ。



でもこれって私が思うに、ヨガで筋肉や関節に負荷がかかり、その回復のためにエストロゲンが出た、そのせいで筋肉痛や関節痛が改善されたのではないのですか?



もしそうだとしたら、筋肉痛や関節痛の痛みは治まっても、乳がんは悪化しますよ。



放射線療法や化学療法中にヨガを行うとある程度効果が上がるのは、血行が良くなるからです。

しかしそれだってIGF-1陽性だとどうなるかわかりません。

しかもこの本「乳がん手術後のリハビリ」には、痛みを改善するための「超音波治療」について書かれています。

「超音波治療」は局所的に超音波を当て、温熱作用で血行を良くして痛みをとる、という手法らしいのですが、ハツカネズミの実験では連続して超音波を当てると腫瘍が増大するというデータがあるそうです。血行が良くなってがん細胞にも血液が回るようになるから、とか。

安易に血行を良くすればいいというわけでもないようです。

だから、乳がん患者がヨガをやるとしたら、「放射線治療中」か「化学療法中」だけに限るべきなんですよ。

少なくとも無治療の人はやらない方がいい。

これは患者としての私の実感でもあります。



とにかく

乳がんの手術後は最低限のリハビリを行い運動障害の改善とリンパ浮腫予防をはかる。

それだけで十分だと思います。いや、それだけにとどめておいた方がいいと思います。



乳がん関連ヨガで痛みが出てもヨガインストラクターは責任とろうとはせず、言い逃れするだけでしょう。

皆さんも気を付けてください。






2019年8月19日 (月)

「ヨガ産業」ブギ

前回、乳がん患者向けのヨガは「資格商法」であるので関わらない方がいい、と書きました。

今回はその辺りをもう少し詳しく説明します。



私が体験した「乳がんヨガ」はBCYI(Breast Cancer Yoga Institute)認定インストラクターのものでしたが

BCYIでは1日7時間3万円の講座を受ければインストラクターとして認定して貰えるようです。

他にも、例えばGoogleで"yoga for cancer"と検索してみますと、こんな検索結果が出ます。

Y4c 

アクセスしてみますとy4cというアメリカ発祥の「がん経験者のためのヨガ」のサイトのようです。

トップページの一番左側にあるのが「養成コースお申込み」。

45時間で148,000円。早割もあるようです。

URLに”yoga-pilates-yosei”とありますから、インストラクター養成目的であることは明らかですね。



他にもあります。

特定非営利活動法人 日本統合医学協会」では、20万円超の36時間の講座を受けると医療系ヨガインストラクターの資格が取れるそうです。一応、受験資格は「ヨガの基本的な知識、医療従事者に準じる医学知識を身に付けた方 」という規定もあるようですが。

NPO法人 日本ヨガ連盟」では111,456円払って7日間の講座を受けると病院にも派遣可能なヨガインストラクターとして認定されるようです。

はしもと内科外科クリニック」でも医療ヨガのインストラクター養成を行っています。3ヶ月70,000円。6ヶ月まで延長可能ですがその際は延長料金が必要となるようです。こちらの医師は「医療ヨガ」という本も出版されています。興味のある方はツッコんでみて下さいw

病院でのインストラクター養成と言えば、がん治療では世界的に有名なアメリカのメモリアルスローンケタリングがんセンターでもがん患者向けヨガインストラクターの養成事業を行っています。16時間のビデオ講座で295ドル。こちらはRYT保持者(多分全米ヨガアライアンス200を持っている人)向けだそうです。

カナダのカルガリー大学と提携しているYOGAEFFECTというヨガスタジオでも、がん患者向けヨガインストラクター資格認定をしています。36時間899ドル。こちらもRYT200保持者が対象のようです。

Pain Care Yoga」というのもありました。どうやらつい最近出来たばかりのカナダの団体のようです。1080ドル、6日間で取得可能。リストラティブヨガから派生したヨガのようですが、がんの痛みにも効くのかどうかとか、腰痛肩こり程度なのか、線維筋痛症はどうかとか、私の探し方が悪いだけかもしれませんが患者向けの話が一切見つかりません。PDFにあるのかな?



…探せばまだまだ出てきそうです…。

これだけたくさん出てきますと、

何がなんだかさっぱりわからず、どれがどれやらさっぱりわからず、何も聞かずに飛んでは来たけど、何を買うやらどこで買うやら…

というまさに「買い物ブギ」的な心境になります。わてほんまによう言わんわ



しかしこれ、がん関連ヨガに限った話ではないのです。

ヨガジェネレーション」というサイトがあります。

ヨガスタジオのサイトらしいんですが、「ヨガを受けたい」という一般の人向けのクラスの紹介は殆どなく、「ヨガを教えたい」という人に向けた指導者養成のための講座ばかりが並んでいて呆れます。



現在、既にフィットネスクラブやカルチャースクール、公民館の講座など、ヨガを学ぶ場は広まっています。地域格差はありますが。

それに興味を持って始めた人が、それらの教室で飽き足らなくなると、ヨガスタジオへと出向いていくようになります。

しかし、小さなヨガスタジオで習っているだけでは、スタジオ側も大して儲からないし、受ける側もマンネリ化して飽きてしまいます。



そこで出てくるのが「指導者養成コース」です。

「これを受ければ、指導して稼げるようになりますよ!」ヨガスタジオの人にそそのかされ、自分でもその気になって、大枚払って資格を取得。

しかし上記のように、既にあちこちでヨガ教室は開かれている。興味のある人は既に始めている。新たにヨガクラス開いても誰も来ない。

客が来ないのは「教えられるものが少ないからだ」と思い、更なる資格取得に走る。

そういう「稼げない」ヨガインストラクターを餌食とする講座が山のようにある、それが現状なのです。



もし、それでうまくいったとしましょう。会員登録してくれるお客さんが何人か見つかって。

しかし、もともと入門編の資格と他数種類の資格を取っただけだから、会員さんを留めておくことが難しい。

学ぶ人は勝手に学んで、もっといい指導者の下に行ってしまったりします。

そこで、始めるわけです。「ヨガ指導者養成コース」を。「ヨガ指導者養成のための指導者養成コース」を受けて資格を取って(これもかなり高額)。

そして、新たな犠牲者を増やしていく。



そう、「ネズミ講」みたいなものなんですよ、ヨガインストラクター養成ビジネスって。

こちらのブログによくまとまっているので、読んでみて下さい。

資格ビジネスとマルチ商法の構造の類似性

あえて「ダイエット体操」と書いてありますが、おそらく「ヨガ」を指してるものと思われます。

基本的に業務独占の資格ではない名称独占資格などほとんど意味はありませんし、業務独占資格にしろ簡単に取れるようなものはその簡単さに比例して価値がありません。

中には「高額な受講費用を払う」ことが「簡単ではない」ことだと勘違いしてしまう人もいらっしゃるようなんですけどね…。



そういえば。

先程「買い物ブギ」が出てしまいましたが、「買う」のは「消費者」ですよね。消費者相談センターが発行している資料にこのようなものがありました。

ヨガインストラクター資格講座の解約に関する紛争

>平成 28 年 7 月、何か運動がしたいと考えていたところ、相手方教室において 1 回 1000 円でヨガの体験ができるというので相手方の教室へ行った。その後、相手方が提供しているヨガのインストラクター養成講座を見つけ、問い合わせたところ、40 時間のレッスンでインストラクター資格が取得できると説明を受けた。資格を取得したら仕事を紹介してもらえるのか尋ねたところ、マージンは取るが仕事を紹介することもあり、自分でレッスンを行うこともできると言われ、講座の申し込みをした(約 19 万円)。
>同年 9 月より受講を開始したが、契約書で定める無料受講は、直営店ではない相手方の教室では適用されないことについて説明がなかったことや追加料金が発生する補習が必要だったり、無料受講用のパスを渡されていなかったりと、事前に聞いていた内容と異なるため、相手方本社に苦情を伝え、返金してほしいと要請したが、一部コースの無料受講などを提案され、返金は断られた。その後も相手方と交渉し、消費生活センターにも相談したが、返金には応じられないとの回答であった。未受講分の受講料を返してほしい。

>相手方は、本件紛争に関して申請人に守秘義務を課すのであれば、返金額の増額も検討できると述べたことから、仲介委員は改めて約 13 万円の和解案を提示したところ、両当事者で合意に達したため、和解が成立した。

「申請人に守秘義務を課す」つまり詳細を一切口外しないという約束で返金に応じた、と。

私なら、守秘義務守れないから返金は要らない、とツイッターだとかにスタジオ名入りで詳細書きまくりますけどねw 



それにしても、1000円で体験に来た人にいきなり指導者養成コースだとか、ヨガをなめてるとしか思えないんですけど…結構いるんですよね、こういう人達。



中にはきちんとしたヨガ団体もあり、そういう団体は安易に指導者資格を出したりはしません。

本当にいいものを後世に残そうと思ったら、中途半端な人を指導者認定することは出来ませんよね。

中途半端なものが伝えられていくことになりますから。

武道でもそうですし、日本舞踊、茶道、華道などの習い事もそうですよね。師範として認められるまでには何年もかかり、そこからさらに精進しなければいけない。

資格取得のために目の色変えてる人達は何故、ヨガだけは簡単に資格が取れるのか、インド5000年の歴史から紡ぎだされた健康法はそんなに単純なものなのかどうか、考えてみたことはないのでしょうか?



ヨガ団体を評価する一つの基準は、その団体の設立年がいつであるかを確認することです。

具体的には、1995年以前か以降か、です。

この年、オウム真理教がメディアを賑わしました。そのオウム真理教の施設が「ヨガ道場」を名乗っていたので、この直後、日本のヨガ人口は激減しました。そしてしばらくその状態が続きました。

その「ヨガ氷河期」を乗り越えてきた団体で、指導者になるにはそれなりの経験を積まないといけない、という団体はある程度信用してもよいでしょう。

昨今のヨガピラブームは、2006年以降ではないでしょうか。それ以降は団体数も激増します。




とにかく、乳がん関連ヨガは、始めてしまうとまるでネズミ講のような「ヨガ産業」の餌食になりかねない。

だから、消費者保護の観点から見たら、足を踏み入れない方がいい。

君子危うきに近寄らず。そういう意味で最初から「やらない方がいい」のですよ。

リハビリやリンパドレナージは病院で理学療法士さんや作業療法士さん、看護師さんに教えてもらえば十分です。



安易に設立されたヨガ団体の安易なヨガ指導者認定は、むしろヨガ普及の足を引っ張っているように思うのは私だけでしょうか?

もっとも、最近はそうした「ヨガ産業」界にもほころびが出始めているようではありますが。



わてほんまによう言わんわ。あー、しんど…。

2019年8月15日 (木)

乳がん患者向けヨガの問題点

前回、リハビリやリンパドレナージは病院で個別に行い、教えてもらって自分で行うのが望ましい、そうでなければ自己責任で好きなことを、と書きました。

では乳がん関連で多い、「乳がん患者向けのヨガ」はどうか?

私は勧めません。というかむしろ、やらない方がいい。

何故か?

今回はそのあたりをもっと掘り下げたいと思います。


BCYI(Breast Cancer Yoga Institute)のサイトには、こんな画像が表示されています。


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しかしこれらのポーズは、BCYIの関連団体「日本ヨガメディカル協会」で紹介されている本「メディカルヨガ―ヨガの処方箋」のがんの章(12章)には載っていません。この本にはこんなのが載ってたりします。

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第一回International Yoga Therapy Day(2018.7.5)のララ先生のクラスは、実践はありませんでした。座学だったので途中で気分転換を兼ねたストレッチのようなことはしましたが。



そこで疑問に思いました。乳がん患者のためのヨガに「標準」ってあるんでしょうか?

試しにGoogleで「breast cancer yoga」と検索してみたら、サイトも動画も大量にヒットしました。

例えば動画ですと、

アメリカのジョンズホプキンス大学のグループのものらしい「LiveWell After Breast Cancer」という動画はイージーオプション入りのサンサルテーションに様々なポーズを入れ込む、いわゆる「アシュタンガヨガ」。

Under Armourのトレーナーさんが担当されてますので強度高めです。最初に"You are performing the exercise in this video at your own risk. "(このビデオの演習は自己責任で行ってください。)との注意書きがあります。



それに比べるとBreast Cancer Heaven(イギリスの慈善団体)の動画はかなり強度の低い「gentle」な(優しい)ヨガになってます。プロップス(ブロックなどの補助具)を多用したリストラティブ系。54秒あたりに"If you feel any discomfort, then you stop" (不快に感じたら止めてください)との注意が。




こちらの本はアメリカ人ヨガ講師によるリストラティブ系ヨガですが、上の動画よりもハードなアサナがいろいろ入ってます。シーケンスは特に記載されてないので、好きなアサナをどうぞ、ってことでしょうか?英文なのでまだよく読み込めてないのですが、19ページに "Always stop for any sharp pain, increased swelling or discomfort. "(鋭い痛みがあったり、腫れが増大したり不快感が増した場合は常に停止してください。)との注意書きに下線が引かれてあることは確認しました。「なか見!検索」でも読める範囲です。

Restorativeyoga
アサナはこんな感じです。ERYT500がどういう資格なのかが分かりますね。リストラティブヨガはアイアンガーヨガとは別物のようです。
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各アサナ毎にBenefitsが書かれています。下記画像はアルダチャンドラ(ハーフムーン)のBenefits。
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機械翻訳しますと


利点
安定性を構築し、調整を改善します
調整とバランス感覚を改善します
リンパ節へのリンパの循環を促進します
体の中心にあるすべての筋肉(腹部、足首、太もも、to部、脊椎)を強化します
広背筋、斜筋、三角筋、台形筋を曲げて強化し、径部、ハムストリングス、ふくらはぎ、肩、胸、背骨を伸ばします
ストレス解消に役立ちます
股関節屈筋を開く腕を伸ばしたときに胸部全体を伸ばします(上下)


これが乳がんにどう影響するのかは分かりません。2014年出版。

下の画像はベルリンの大学教授が出版した本。チャプター毎に目的別の短いシーケンスを紹介しています。上の本より強度は低い印象。アメリカの方々は強度高め、ヨーロッパ系の方々は強度低めを好む印象です。

Yogaandbreastcancer

画像は白黒で数も少ないですが、アサナはベーシックなものが多い印象。

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各章の末尾にこうした表が。
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こちらは機械翻訳だと読みづらかったので、読みやすく変えました。


早見表
第7章 地面から始めよう:姿勢の改善
シャンティアサナ 姿勢柔軟性に慣れるのに役立ちます。
仰向けのヤシの木の姿勢 胸を広げ、呼吸能力を高めることができます。
背中を捻る姿勢 脊椎下部の痛みに苦しんでいるすべての人のための非常に効果的な運動。
股関節の回転 股関節の可動性が向上します。
仰向けの木の姿勢 骨盤を開き、すべての座位姿勢を改善します。
仰向けでの膝の回転 膝関節の骨と靭帯を簡単に調整できます。
膝を胸に 息を深くし、腰椎骨間の間隔を広げます。
脚と腕のストレッチ リンパ郭清後のバイタル組織液が循環に戻り、柔軟性が向上します。脚と腹部の筋肉の柔軟性と強度を高めます。
背側のライオンの姿勢 首と肩の筋肉を強化し、二重顎と戦い、そして気分を改善することが知られています。


最初に2008年から2009年にかけて手術後の乳がん患者100人以上を対象とした研究を行った旨が書かれてました。それを元にした手術後のリハビリ目的のもののようです。2011年出版。

アメリカのDana-Farber Cancer Instituteのサイトでは上半身だけのヨガストレッチを推奨。

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どれもかなり違いますよねぇ。

普通のヨガのイージーオプションとどう違うの?どこが乳がん患者向けなの?

もう、何がなんだか。




結局、「乳がんヨガ」というものを思い立ったものの、何が効果あるのかがさっぱりわからない。

そう、医学的根拠がないので、皆、勝手に好きなことやってる。

体脂肪減らしてエストロゲン対策とか、肉体的にも精神的にもリラックスとか、リンパ浮腫対策とか、手術後の運動障害からのリハビリとか。

ただそれだけ。

そしてそれらが本当に効果出てるか、なんてどうでもいいんです。

ネットスラング風に揶揄するなら、これらは皆



「 ぼ く の か ん が え た 

  さ い き ょ う の に ゅ う が ん よ が 」 。



可動域が広がり、術後のリハビリに繋がることは確かでしょう。

しかし何度も言いますが、「乳がん」そのものの治療に繋がるような「医学的根拠はありません」。

どれをやっても生存率が上がるわけではないし、腫瘍サイズが小さくなるわけでもありません。

これらは全て、その指導者の好みで選んでるだけです。

その「自分好みのヨガ」を、動画を撮影してアップロードしたり、乳がん患者に指導して稼いでたりするわけです。



一方、乳がん関連ヨガで「痛みが出る」根拠はあります。成長ホルモン、IGF-1、TNF-α、IL-6その他のサイトカインの分泌による腫瘍の増大です。以前の記事で書きました。

IL-6、TNF‐αはヨガでは増えなかったという論文はあるようですが。それ以外のホルモン、サイトカインは分かりません。

乳がん関連ヨガには、上記のように、痛みや不快感が出たら「止めてください」との説明があるものがあります。

注意書きをわざわざ入れる、ということは「可能性がある」ことの証です。

その痛みや不快感はなぜ起こるのでしょうか?原因も分からないのに勧められたって、怖くて受けられません。

腫瘍が大きくなって神経を圧迫してきている可能性だってあるんです。

実際私も、痛みが出ました。他にも痛みが酷くなった人がいることは上記「メディカルヨガ―ヨガの処方箋」の202ページにも書いてあります。

僅かに残った腫瘍がもし増大しても、手術で神経切ってたら痛みも感じないかもしれません。だから痛みを訴える人が少ないことの理由の一つである可能性はあります。


乳がんになったヨガインストラクターもいます。ネット上探しただけで数人見つかります。

彼女らは何故、乳がんになったのでしょうか。ヨガによる乳がんリスクの低下はなかったのでしょうか?

彼女らが乳がんになる前に行っていたヨガは、乳がん患者向けヨガと一体どう違うのでしょうか?



アメリカでは、がんで有名な病院は軒並みヨガを導入しているようです。これはおそらく「手術のマイナスイメージを避けるため」だと思います。

「乳がん手術後は『運動障害からのリハビリ』や『リンパ浮腫予防のためのリンパドレナージ』をしましょう」と書けば「え?運動障害?リンパ浮腫?そんなことがあるの?手術ってコワイ!」ってなりますよね。

ところがこれを「手術後はQOL向上のためにヨガをしましょう」となれば「そうだよね、入院してると気が滅入るからね」なんて納得してしまうでしょう。

そう、「ヨガ」という言葉のイメージを利用しているのですよ。特に乳がん関連のヨガが多いのは、中高年女性が多い乳がん患者達は「言葉のイメージに左右されやすい層」だと思われているせいでもありましょう。

リンパ浮腫予防や手術からのリハビリだけなら、無治療の乳がん患者や、ラジオ波焼灼法や陽子線治療など「手術以外の治療」を選択した乳がん患者には、全く関係のないものです。

同様に、化学療法中や放射線治療中の疲労感や倦怠感を軽くするためであれば、それらの治療を受けてない人は関係ないはずです。

しかし、「リンパ浮腫予防」も「リハビリ」も「疲労感の改善」も、更には「肥満予防」も「フレイル(虚弱化)予防」もすべてひとまとめにして「ヨガ」にする。やりすぎて悪化する可能性はそのままに。

個別にやるよりその方が楽だからでしょう。ヨガの「万能感」がなせる技ではありますが。




こんなこと書いている私も、ヨガは好きです。だからこぞ、効果があって欲しいとの期待を込めて、あちこち調べました。

pubmedでも調べましたし、BCYI(Breast Cancer Yoga Institute)のサイトの「医療者の皆さまへ」「臨床情報」からの

厚生労働省のサイト『「統合医療」情報発信サイト』ヨガへのリンク、「新生物」に掲載されている論文も幾つか読んでみました。

しかし、

一見効果あるように見えても

コントロール群(対照群、ヨガを行った群との比較のためのグループ)が何か他のことを行っていて、そのせいでグループ間で有意差ありとなった可能性があるものとか、

コントロール群の方がステージが高く治療歴が長かったりとか(そりゃ悪い数値も出るでしょう)、

ドロップ率30%近いとか。3割の人が継続不能って…痛みが出たりして止めた人が多かったのか、或いは都合の悪いデータを排除した可能性もないとは言えません。どちらにしても信用できません。

或いはコルチゾールやTNF-αの値、うつ状態からの改善や睡眠障害の改善など、ある調査では有意差が出たものが、他の調査では差が出てないとか

何かいろいろ怪しかったりします。

実験に使われたヨガの内容も、論文によってバラバラですし。



瞑想を含めたヨガを8年以上続けると、左脳の前頭前野に変化があり、認知症の予防につながる可能性があるという論文はあります。瞑想ならQOLは上がる可能性が高いし、悪影響は殆どないものと考えられます。しかし、瞑想法を具体的に指導しているがん患者向けヨガは、いままで探した中では見つかっていません。

瞑想だけなら、座禅でも良さそうです。座禅は、ヨガの技法を仏教の修行の1つとして取り入れたものです。パドゥマアサナでの瞑想(サマーディ)が「禅定」と訳され、転じて「座禅」となったもの。ヨガで一番重要だからこそ、取り入れたのでしょうね。今では「マインドフルネス」などと呼ばれ、海外にも広まっています。



呼吸法も問題です。ヨガの呼吸法は効果ありそうだけど、教えるのが難しい、それ以前に学ぶこと自体が難しいので、教えられる人が殆どいない、そんな状況です。

だから乳がん患者向けヨガに関わる方々はやらないのです。そこまでヨガを極めてないから。

「副交感神経を優位にするので呼吸は重要!」とか言いますが、呼吸の仕方によっては交感神経優位になることもあります。

最近、交感神経は乳がん細胞に関係してるとの報告が出ましたから注意が必要です。

また、呼吸法の指導を間違うと過呼吸になることもあるそうですし、長期的に間違った呼吸法を続けると横隔膜を傷つけたりすることもあるそうです。

そうなった場合に対応できますか?それとも自己責任ですか?


さて

Googleで「乳がんヨガ」と入力すると、こういう表示が出ます。

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そう、まず出てくるのが「指導者養成」。

それは

乳がんヨガは「受ける側」の「乳がん患者」のためのものではなく、

「資格取得して稼ぎたい人向け」…つまり「教える側」のものであることを意味しています。

本当に「乳がん患者」や「乳がんサバイバー」に受けてもらいたいなら、そういう人達の注意を惹くような見出しを付けるはずですので。



何故か?

お分かりですよね。

ただの「資格商法」です。

1人1000円程度の参加費用での乳がん患者向けヨガを行うより、1日7時間3万円の指導者養成の方が儲かるから。

引っかからないでください。君子危うきに近寄らず、です。

これに関する話は長くなりますので、また次回。



どうしてもヨガをやりたい乳がん患者さんには、こちらをお勧めします。

この本の最後の方に、ヨガのシーケンスがいろいろ載っています。がん患者のためのものはありませんが。

Photo_20190809220701

このぐらいの出費なら、まだ許せるでしょう。呼吸法についても少し載っています。

この本では分からない、という方はお近くのアイアンガーヨガのクラスを探してみて下さい。

アイアンガーヨガの指導員は個別対応可能な方ばかりですので、相談に乗ってくれると思います。




乳がんの治療には、いろいろコストがかかります。

だから、資格商法ごときに散財してしまうのはもったいない。

お金はもっと有意義に使いましょう。



次回は、どうしてこんなに「乳がん関連ヨガ」が溢れているのか、もっと深く掘り下げたいと思います。

2019年7月25日 (木)

論文と乳がんヨガ

前回、こちらの論文に関する考察を書きました。

私の考察をざっくりまとめますと

「運動しすぎると悪化する可能性があるのに無視してんじゃねーよ!」

ということなのですが

この論文、もともとは「乳がんヨガ」のサイトにリンクが貼られていた、厚生労働省の統合医療に関するパンフレットから参考文献ひいてって見つけたものです。

そこで今回は、この論文と乳がんヨガとの関連について書いてみたいと思います。



論文のレファレンスの30番の付表に、どういう運動をするとどのぐらいの活動量になるかという数字(MET表)が載っています。

それによりますと、「ヨガ」は02100にConditioning exercise,Streching Hatha yogaとして4.0と記載されております。なので身体活動量としては、週に1時間行ったとして4MET/wk。

少し早めのウォーキング(3.5mph)と同じぐらいの運動量ですね。しかしこれは「ハタヨガ」の場合です。




レファレンス38では、運動群は1日45分の有酸素活動を含む身体活動を行い、週平均171分活動したそうですが、

この時の対照群(比較のための集団。この場合は運動しなかった人達の群)は、週に45分未満のストレッチ、それ以上の運動はしない、という条件でした。



…って…。

この文献では、週に1時間弱程度のストレッチは、身体活動に含まれない?

ならば、病院での月1時間の「乳がんヨガ」って、この論文とは殆ど関係ないのでは???



そりゃ、身体活動量が多いヨガもあります。太陽礼拝の間にいろいろなポーズを入れ込む「アシュタンガヨガ」などは結構汗かいたりしますよね。

しかし、乳がんヨガは「リストラティブ系」なんだそうですよ。

リストラティブヨガってこんなのです。

(私が受けた乳がんヨガはそうではなかったのですが。ブロックもブランケットも使いませんでしたし。何しろ空手パンチもどきとため息呼吸でしたからw )

この「リストラティブヨガ」。

折りたたんだブランケットの上に寝転んだり、ブロックやボルスターで身体を支えたり。

座ってるか、寝転がってるか、うつぶせになってるか、壁に寄りかかったり、もたれかかったりしているか。



この内容で

いったい

どのぐらいの

「 身 体 活 動 量 」が

あると

思いますか???



寝ている状態(07030 Inactivity, Quiet Sleeping 0.9MET)に近いのでは?????



ヨガというのはもともと何でもありです。

ポーズによってはストレッチにも筋トレにもなりますし、ポーズを連続して行えば有酸素運動にもなります。

しかし「リストラティブヨガ」に関して言えば、有酸素運動の要素も筋トレの要素もありません。

殆ど動かず、リラクゼーションのみ。ストレッチ要素もわずかしかない。



そういう乳がんヨガの説明に、「身体活動量と死亡リスクの相関」に関する論文を大元にしたパンフレットへのリンク貼り付ける、って

BCYIの皆様、一体、何を考えてるんでしょうか?????



もしかして、根拠となる本や論文、読んでなかった?????

仕事として、「乳がんヨガ」やろうって人達が、

これから全国展開していこうっていう「BCYI」立ち上げた人達が、

誰一人として、

読んでない??????????

えっ?

まさか!!!!!



いやいや…

多分、サイトのパンフと本ぐらいは読んでたんですよね。読んでたけど、医師が書いてるんだからと信用してた。

それとも、論文も読んでみたけどわからなかった。

或いは、論文の中身は把握したけどリストラティブヨガとの関連は考えなかった。

もしかして、読んで中身もしっかり把握して、まったく関係ないインチキな論文だと分かってはいるけども「厚生労働省が推してるんだから」患者さんのためになろうがなるまいが、べつにいいかぁー、とりあえず貼っとけ!という感じ???



いずれにせよ

乳がん患者のことをきちんと考えて、やってるようには見えないんですよね。



「利益相反」という言葉があります。

英語ではconflict of interest(COI)。

直訳すると「利害の対立」。

どういう意味かと言いますと

例えば医学の研究者であれば、科学的客観性の確保や、患者や被験者の利益を保護するという「責任」がありますが、

資金の提供元(企業や国など)にとって有利あるいは不利になる可能性がある場合に、「公正であるべき」研究結果の判断に影響をもたらしかねないと懸念される状況を意味します。

なので、最近の論文には資金の提供元を明示する決まりになっています。



乳がんヨガで言えば

彼らは「乳がん患者の利益」よりも、ヨガ団体の維持発展或いはインストラクターの収入という「組織や個人の利益」のため、指導内容の検証がおざなりになっているのではないかという懸念がある、ということ。

少なくとも、私が客観的に判断した限りでは。

しかし私自身も「乳がんヨガ」の体験クラスを受けた際、「ため息呼吸」などという「ヒトのことバカにしてんのか?」と思わざるを得ない対応を受けた経験から「乳がんヨガ」に関してはマイナスイメージしかないのです。なのでここは第三者の方から見たら懸念材料かもしれませんけど。

ついでに書いておくと、「空手」のMETスコアは10です(15430)。「グーパー空手もどき」はどのぐらいか分かりませんが。



リストラティブヨガを「乳がんヨガ」として広めたいのだったら、呼吸法やメディテーション、リラクゼーションが乳がんにどういう影響を与えるのかを医学的に証明すべきだと思います。

しかし、彼らはそれをやろうとしない。

出来ないからでしょう。

彼らの知識の浅さでは、無理です。乳がんに関してもヨガに関しても。



「乳がんヨガ」のサイトにコメント寄せてるお医者さん達も、このくらいのアドバイスしてあげればいいのに。

ま、こんなことしても何のメリットもないってことで、衝突を避けて言わないだけだろうけど。

お医者さん達も私のブログ読むまで、彼らが出してきたエビデンスの意味のなさに気付かなかったのかもしれないし。

もしかして乳がんヨガのサイト自体もこのブログも読んでなくて未だに何も知らないかもしれないし。

何しろ「乳がんヨガ」だもの。とりあえず勧めるようなコメント出しておけば、「乳がんヨガ」に釣られた乳がん患者が自分の病院に来てくれるかもしれない、ぐらいの感覚なんでしょうね、お医者さん達。



あーあ。

こういう所でも乳がん患者はバカにされている。「カモ」としか思われてない。

乳がん患者の皆様、気を付けてくださいね。騙されないように。

次回は「では乳がん患者は何をすべきか」を語ってみたいと思いますので、よろしくお願いします。

2019年3月11日 (月)

5年生存達成記念「乳がんと運動」

2011.3.11、あの東日本大震災から、今日で8年が経ちました。

そして私が乳がんの診断を受けたのは2014.3.11。今日で満5年になります。

抗がん剤の副作用が酷く、一度は西洋医学と決別。食事療法、漢方薬、陶板浴、ヨガ、その他もろもろ試行錯誤し、最近はまた西洋医学のお世話にもなりながら、何とか生きながらえております。

一時はかなり悪化したにもかかわらずここまで生きながらえたのは、抗がん剤での失敗以降、通説によらず自分で調べて実践してきた結果だと思っています。



「運動」を「軽めのウォーキング」に変えたのもその一つ。



前回の記事で書きましたが、自身の乳がんを自然療法で治したというロレイン・デイ医師、乳がん自然治癒のために「週4時間のエクササイズ」を勧めているそうです。

しかし私の実感では、エクササイズで痛みが増すことこそあれ、腫瘍が小さくなったりすることはありませんでした。

5kmのマラソンに参加した後、大量に出血したり。

乳がんにエクササイズがいいというのは本当なのか?と色々調べてみたのですが、

その根拠となったであろう論文はこちらのようです。

Physical Activity and Survival After Breast Cancer Diagnosis

この論文は、一時期「乳がんヨガ」のサイトに貼られていた厚生労働省による

がんの補完代替医療 ガイドブック 第3版

そこに参考図書として記載されていた本

「がんに効く」民間療法のホント・ウソ(住吉義光・大野智/著:中央法規出版、2007年)

に参考文献として記載されていたものです。

調査の内容は、 1984年から1998年の間にステージI、II、またはIIIの乳がんと診断された看護しさん達の追跡調査。2002年6月まで(死亡の場合はその時点まで)追跡調査された2987名の回答に基づく調査です。

余暇にどのような身体活動をしたかを調査して、METスコア換算で計算しています。

METスコアとは身体活動のエネルギーコストを評価するための尺度です。3METが1時間のウォーキング、7METが1時間のジョギングに該当するのだとか。詳しくはこちらを参照してください。

その結果が、下記の通り。

Google先生に翻訳してもらったものを張り付けてみますね。

>週に3 MET時間未満の身体活動に従事している女性と比較して、乳がんによる死亡の調整相対リスク(RR)は3〜8.9で0.80(95%信頼区間[CI]、0.60〜1.06)であった。 1週間あたりのMET時間 1週間あたり9から14.9 MET - 時間で0.50(95%CI、0.31-0.82)。

>コホートの残りの部分のような活動の最も高いカテゴリーの女性は主に歩行者でしたが、彼らはより長い期間歩いていました。45%が週5時間以上の歩行、28%が週1時間以上の自転車走行、28%が週1時間以上のエアロビクスクラスへの参加を報告しています。

ふーむ…。ウォーキング、ですか。「乳がんヨガ」の根拠としては薄いような。

他に似たような研究はないか?

そう思い、色々調べてみたら、こんな文献を発見しました。

Epidemiologic issues related to the association between physical activity and breast cancer.

乳がんと身体活動の関連についての21の研究のうち、15の研究で運動は乳がんリスク下げるとの結果、4件の研究で効果なし、2件では身体活動に関連した乳がんのリスク増加が見られたとのこと。

リスク低下も、リスク増加もあり?



さて、これはどういうことか?



運動といえば成長ホルモン。Wikipediaで調べますと、こう書いてあります。

>標的器官に直接働く場合と間接的に働く場合がある。間接的に働く場合、成長ホルモンが肝臓などにはたらきかけ、IGF-1(インスリン様成長因子-1、別名ソマトメジンC)を分泌させ、それらが標的器官に働きかける。

IGF-1!懐かしい。

抗がん剤の副作用を受けた後食事療法を試みることに決めたのですが、どれも経験則からの主張ばかりで科学的根拠に乏しく、信用できるのかどうか不安に感じていた頃、見つけたのがジェイン・プラント博士の「乳がんと牛乳」でした。

そこには、牛乳に含まれるIGF-1が乳がん悪化の原因となる、と書かれていました。

ははぁ…。これか。

そこで、IGF-1とがんの関連を調べてみたところ、いろいろ見つけました。

Growth hormone, the insulin-like growth factor axis, insulin and cancer risk

(Google翻訳)
>成長ホルモン(GH)、インスリン様成長因子I(IGF-I)、およびインスリンは、腫瘍の成長と進行を促進する可能性があります

The Insulin-like Growth Factor Axis, Adipokines, Physical Activity, and Obesity in Relation to Breast Cancer Incidence and Recurrence

(Google翻訳)
>IGF軸の変化は癌の危険性と進行を増大させる可能性があります。疫学的研究からの結果は、より高い循環レベルのIGF - Iが乳癌のリスク増加と関連していることを示している。

やはり、関連あるようです。そして

IGF1陽性の乳がんは食事療法の効果がある

IGF-1陽性の乳がん患者の炭水化物摂取と再発率とは相関するそうです。

IGF-1陽性の乳がん患者と、IGF-1陰性の乳がん患者がいて、IGF-1陽性の患者は低炭水化物食を処方されたグループの再発率が1/5に低下したとのこと。

IGF-1は「インスリン様成長因子」。インスリン同様、血液中の糖を使って細胞分裂を促します。なので、IGF-1陽性の乳がん患者は、糖分を減らす食事をすると予後が改善される、と。



納得しました。

私は運動以外では、甘いものを食べると具合が悪くなります。

これは、おそらく私は「IGF-1陽性」だということでしょう。

だから、医療関係者からは否定されがちな「玄米食(=低糖質食)」の方が調子がいいのだと思います。



そしてIGF-1の活動は成長ホルモンと関連しています。

Wikipediaにも成長ホルモンがIGF-1を「肝臓から分泌させる」と書かれてました。



そして成長ホルモンが分泌されるのは言うまでもなく「運動」です。

それも有酸素運動よりも無酸素運動、無酸素運動の中でも特に負荷の高い筋力トレーニング或いはそれに準じたスロートレーニング、加圧トレーニングなどで特に分泌量が上がるようです。

私の場合も、レスミルズプログラムなどの激しい運動による成長ホルモンの分泌で、IGF-1陽性の乳がん細胞が増殖した可能性があるのですよ。



上記の低糖質食の論文では、IGF-1陽性と陰性の患者の比率は半々ぐらい。

人種での差もあるようなので日本人で調べてみると、大腸がんでは35.6%とのデータがありました。IGF-1陽性だと肝臓転移しやすいそうです。

「運動は効果ある!」と声高に主張する乳がん患者、治療者がいる一方で、私のように「運動すると痛む」「出血する」乳がん患者もいる。

その理由は「IGF-1陽性か、陰性か」の違いにあるようです。ようやく分かりました。



ドイツの研究では、運動を推奨できる乳がん患者は1/3だそうです。

おそらく、「乳がんヨガ」が効果あるのも1/3程度でしょう。

残りの2/3にも勧めるのでしょうか?そしてBCYIは某社の協力も得ているようですが、もし乳がんヨガで乳がんが悪化したら「これでも飲んでね」ってことなのでしょうか?イギリスでは認可されてない薬のようですが。



乳がん患者「全員」がやってもいいのはヨガの中ではおそらく、呼吸法や瞑想法ぐらい。

運動全体の中では、最初の論文にあったような週に一時間程度の「ウォーキング」。

ウォーキングはごく軽い有酸素運動ですので、成長ホルモンをあまり分泌させません。

しかし、血糖値を下げる効果はあります。そのため低糖質食同様、IGF-1の活動が抑制されたのではないでしょうか。

私の場合、運動による痛みに気付いてから徐々に運動強度を落としてきたのですが、結局ウォーキングに落ち着きました。

どうやら、間違ってはいなかったようです。

アロマターゼ阻害剤の副作用による関節痛のため、連続して歩けるのは10分程度。この副作用には困ったものですが、その結果最適な運動とその量を見つけることが出来たのは「ケガの功名」でしょうか?



「息を吸って~、吐いて~。」との声かけだけなら、今どきはマッサージチェアでもやってくれます。

乳がん患者に「乳がんヨガ」などの特殊な運動を勧める人は、その患者の乳がんがどんなタイプなのか、しっかり見極めてからにするべきだと思います。

患者個人の考え方や性格のせいにする前に。

2019年3月 5日 (火)

アメリカの自然派女性医師

前回の記事で、妙な自然派乳がん患者のブログを紹介しました。

このブログでは、自分の乳がんを自然療法で治したロレイン・デイ医師のYouTube動画が紹介されています。

そしてその医師の実践内容を記載しているんですが、その内容がこちら。

・よい食べ物による適切な栄養摂取、動物性食品の排除
・砂糖抜き。砂糖は免疫機能を低下させる
・水を飲むこと。よくなりたかったら身体を脱水させてはいけない
・太陽光。体内の腫瘍を縮小させ、免疫力を高める
・新鮮な空気。室内の空気を吸い続けると腫瘍は二倍の早さで育つ
・週4時間のエクササイズで乳がんのリスクを減らすことができる
・治癒ホルモンがつくられる 10時から 2時の間に寝ていること
(治癒ホルモンの恩恵を得るためには 9時半にはベットに入っていること)
・ストレスから解放されていること
・他者を赦すこと
・医師ではなく神を信じること(身体を創ったのは、医師ではなく神だから)



「動物性食品の排除」はいいでしょう。乳製品にはエストロゲン、IGF-1その他乳がんを増殖させるホルモンが含まれてますし、肉にもそういったホルモン、サイトカイン類が含まれていたりします。酷いものになると肥育ホルモン剤が入っていたりしますし。



「砂糖抜き」も食事療法ではよく言われます。がん細胞はブドウ糖をえさにしています(それを利用したのがPET検査)ので、砂糖のみならずGI値が高いものは避けた方が良いようです。



「水を飲むこと」には若干の疑問が。私は一時期、乳がんに効くという漢方薬を煎じて大量に摂取していましたが、効果があったかどうか分かりません。煎じ薬やお茶ではなく、ただの「水」の方がいいということでしょうか?しかし水の飲み過ぎも胃酸が薄まったりなどの弊害もありますし。よく分かりません。

「太陽光」。これはビタミンDと関連します。浴びた方がいい。入院時に実感しました。



「新鮮な空気。室内の空気を吸い続けると腫瘍は二倍の早さで育つ」…?このあたりから怪しくなります。室内の空気を吸い続けるのが良くないなら、入院治療のみならず、フィットネスクラブでの運動も、病院内での乳がんヨガも良くないってことになりますねw



「週4時間のエクササイズで乳がんのリスクを減らすことができる」何度も言いますが私は毎日のようにフィットネスクラブで運動する生活してて、乳がんになったんですよ。乳がんになってからはむしろ、運動後に痛むことが多々ありました。この件については長くなるので、別途記事にします。



「治癒ホルモンがつくられる 10時から 2時の間に寝ていること

(治癒ホルモンの恩恵を得るためには 9時半にはベットに入っていること)」

えーっと…

「治癒ホルモン」?念のためググってみましたが…コレですか?

「『成長』ホルモン」のことでしょうか?だとしたら、がん細胞をも成長させてしまうホルモンですよ。実際、モーズ軟膏前、出血したり痛みが出ていたりしていた頃は、痛みは夜間に出ることが多かったのですけど。



「ストレスから解放されていること」はい、今はフィットネスクラブ退会しましたので他の会員の方から「ぶつかったでしょ!」とか「私、この人、キライ!」とか言われるストレスからは解放されておりますw



「他者を赦すこと」関係あるんですかね?あるとしたら何故?ストレスやホルモンの関係ですか?医師ならそのあたり解説すべき。



「医師ではなく神を信じること」はい、私は日本書紀や古事記には書かれていない(この辺りには来ていないことになっているが伝承が多数残されている)神を信じています。薬の神様でもあります。



ロレイン・デイもしくはロレーヌ・デイ医師。

検索してみますと、公式サイトが見つかりました。

もしかしてこちらも?


どうやら内海聡医師や近藤誠医師に近い方のようですね。

おそらく、医療の問題点について指摘し、改善すべく活動をされているようです。それはわかります。

しかし

内海聡医師も近藤誠医師も、実は、


がんの「治療」に関しては、大した実績残してないんです。


内海聡医師は確か、妊娠中にがんが発覚した妊婦さんを無事出産させたという報告をFBに上げてたことはありました。

でも、それだけなんです。

毒性の強い抗がん剤や侵襲性の高いリンパ郭清などの手術、強すぎる放射線では確かに、治るものも治りません。

治療に問題あるとして、問題提起するのはいいと思います。

ですが


がんって、自然療法でも、なかなか治らないんですよ。


なので私は、食事療法続けつつ、ホルモン療法、放射線療法などに頼っているわけです。


それと、このロレイン・デイ医師。

もともと「整形外科医」だそうです。

整形外科医が、乳がんの外科的手術を否定するのでしょうか?「手術ががんを発生させる」なら、膝関節の手術やなんかも受けない方がいい?よく分かりません。

非浸潤性乳管がんをごく初期に見つけて手術で切り取ったのを「自然療法で治した」って言ってるんじゃないのかなぁ?デジカメなどが無かった頃の話なので、腫瘍の画像出せないのは仕方ないのでしょうけど。

なあんて思ったりして。


こういうこと書くと、自然派さんからは「あなたは性格が悪いから治らないんだ!」とか言われるんですよね。

はいはい、私が性格悪いのは「遺伝」だと思いますよ~、だから、「性格遺伝子」がいい方向に変わる自然療法見つけてくださいお願いします、とでも書いておきましょうか。

長くなったので、「乳がんと運動」については別途記事にします。

2019年3月 1日 (金)

乳がんブログ?

小林麻央さんが乳がん公表後、ブログを書いていたことは広く報道されました。実際に読まれた方も多いのではないでしょうか。

一方、芸能人ではない一般の乳がん患者が書いたブログも多数あります。

私も、自分でブログを書きながら、いろいろ検索してみたりしています。特に、抗がん剤治療の継続を断ってからしばらくして、がんが悪化し始めた頃、自然療法関連の乳がんブログを読み漁っていた時期がありました。

中には、ご家族の方からの「ブログ主は〇月〇日、…」という記事が最後になっているものも…。

乳がんの5年生存率、10年生存率は、他のがんと比較すれば高い数字ではあるものの、小林麻央さんやさくらももこさんのように、平均寿命には程遠い年齢で鬼籍に入られる方も少なくありません。

いまこの瞬間も、乳がんの治療を受けている患者さんは日本各地に大勢いらっしゃると思います。そして、その経験をブログにつづられている方も。

しかし。

これらのブログ、本当にそのがん患者本人が、自身の経験をもとに、書いているんでしょうか?

そう疑問に感じるようなブログを、発見してしまいました。

Thinkpink_6

リンクは貼らずに画像のみにしますね。画像のURLは加工してないので、この通りにタイプすれば行けるはずです。

2019-2-12の記事には、こんなことが書かれてます。

>しこり全体を覆うようにラップを貼って、その上からガーゼのハンカチをあてて、1日に何度か取り替えていますが、

>10枚あると、うまくローテーションできるし、足りなくなりそうな時もすぐに乾くので、

>日によっては血が滲むこともあるのですが、この洗剤でつけおきすると、すっきりと汚れが落ちるので安心です。

はい?

ええと。

一日に「何度か」という表現だと「2、3度」よりは多そうですよね。5、6回ぐらい?分かりやすく5回としましょうか。

つけ置き洗いなので、交換してすぐには洗えません。しばらく放置。その後、ガーゼ一枚で洗濯機回すわけにもいかないでしょうから、まとめ洗い。

一日終わったら、或いは翌朝、洗濯して干す。そして残りの5枚を使用。

その日、もし、雨が降っていたら?ガーゼですよね。乾きますか?

洗濯関係の記事には風呂場に干すとか書いてありましたが…。

これでローテーション?かなりなヘビーローテーションですねぇ。

私が以前出血していた時は、基本は一日1回交換の布ナプキン5枚でも足りなくなることがありました。洗濯物が少なく洗濯機を回さない日や、交換後つけ置きを忘れていた時、雨天続きが重なったり外に干したものが雨でぬれてしまった場合など。

しかも、当ててるだけでは落ちたりズレたりします。テープで止めます。そのテープがすぐなくなります。外出時、持っていくの忘れると交換できません。面倒です。

私はモーズ軟膏による治療でかなりの部分の腫瘍を削り、放射線治療でさらに改善し、今は下着に少しシミがつく程度になりましたが。

この方は、一日何度もラップとガーゼ交換してるんですよね…相当、手間ですよ。面倒ですよ。長時間の外出なんて出来ませんよ。ましてや仕事なんて(でもブログ主仕事してるらしい2018-11-21参照)。



なんか…怪しいなぁ…。



上記記事にはハンカチと洗剤、洗濯の記事(2018-11-27)には洗剤が複数紹介され、それぞれネット販売先へのリンクが貼られていました。他にもまこも茶とかヒマシ油とか、いろいろと。



あぁ…仕事ってのはアフィ(以下略)。



そうか…だからそのための…。

私も昔いろいろ貼ったのをそのままにしてますから、他人様のことは言えませんけどねwww



しかし、こういうの放置しておくと、読んで真に受けた乳がん患者さんが出血してても治るかもしれないと放置して、出血性のショックで救急搬送されないとも限りません。



困ったもんです。

2019年1月20日 (日)

「乳がん」とは?

前回、ある本からの引用で「がん」とは何か、について書きました。

炎症による活性酸素大量発生ががん化の原因である、と。しかしホルモン依存性のがんはその限りではないそうで、ではどうなっているのか?その本には書いてありませんでした。

仕方なく、今度はこのあたりの本を読んでみました。

医者も知らないホルモンバランス 増補改訂版

医者も知らない乳がんとホルモン療法

分厚いハードカバー本で、論文の引用が多く専門用語が多数出てくるので、こちらもなかなか読み進められなかったのですが。

乳がんの発症機序について、著者であるリー博士は、カヴァリエリ博士の研究内容から説明されています。

こちらの論文

Molecular origin of cancer: Catechol estrogen-3,4-quinones as endogenous tumor initiators

には、エストロゲンがどのように変化していくかが説明されています。

図を見ると分かりやすいかと思います。

エストロゲンには三種類あります。エストロン、エストラジオール、エストリオール。エストロンをE1、エストラジオールをE2、エストリオールをE3と略したりするそうです。

これらがどういう代謝経路をとるか?

特に、エストラジオールとエストロンの二つ。

これらはシトクロムP450ヒドロキシラーゼという酵素によって、4ヒドロキシエストロゲン(カテコールエストロゲンとも呼ばれる)になります。

そこに活性酸素(フリーラジカル)が作用するとエストロゲン-3,4-キノンに変化します。これはとても不安定な物質で、それがDNAと結合してしまうと、エストロゲンDNA付加生成物となります。

こうしてDNA損傷が発生することにより乳がんが発生する、と。そういうことらしいです。



ふーむ

活性酸素はここにも出てくるんですねぇ。

乳がん患者の乳房内の細菌叢は、健康な女性の細菌叢と比較すると、乳酸菌などが少なくブドウ球菌、大腸菌などが多いという論文がありましたが、このあたりに関係しているのかも。




しかし。

「エストロゲンの代謝が問題」

もしかしたらここで、疑問に思う方もいるかもしれません。



「更年期って、エストロゲン減るんじゃないの?補充療法したりするぐらいなんだから。なら、乳がんにはなりにくくなるのではないの?」



そこが医療業界のなせる業。更年期で減るのは実際にはエストロゲンではなく、プロゲステロンの方なのだそうです。なのに何故か、エストロゲンが不足しているかのような宣伝ばかりされるのだとか。



リー博士によると、こんなことのようです。

卵巣で作られる女性ホルモンには、二種類あります。

エストロゲンと、プロゲステロンです。

エストロゲンは、卵胞ホルモンとも呼ばれています。月経出血後に多く分泌されるホルモンで、卵胞が卵子の成熟を促す間に、子宮内の組織形成と血液供給を促します。

プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれています。排卵後、空になった卵胞は黄体と呼ばれますが、それは文字通り黄色いから。プロゲステロンは黄体で作られ、月経周期後半に多く分泌されます。

月経周期前半はエストロゲン優勢、後半はプロゲステロン優勢。これが一般的な女性のホルモンバランスです。

エストロゲンは卵胞を成長させる作用、つまり細胞増殖作用があり、プロゲステロンは子宮内膜をアポトーシス(細胞死)させる作用があるとのことです。

しかし、先進国の女性ではプロゲステロンが不足して、エストロゲンが優勢であるケースが多いそうです。

それは何故か、と言いますと。

プロゲステロンはエストロゲンの元になります。他にも、副腎皮質ホルモンの材料にもなります。

栄養が不足しているとエストロゲンはあまり作られません。しかし先進国の女性は栄養過多なのでエストロゲンは十分作られていて、エストロゲンが不足しているケースは少ないそうです。

さらに先進国の女性は、ストレスにより副腎皮質ホルモンの需要も多く大量に作られ消費されます。プロゲステロンはこれらの材料でもあります。なのでプロゲステロンがこれらのホルモンに代わってしまうことにより、不足しがちになるようです。

おまけに、先進国では「環境ホルモン」が問題になっています。環境ホルモンとは、体内であたかもホルモンのようにふるまい、ホルモンバランスを崩す化学物質のことです。外因性内分泌攪乱物質などとも呼ばれます。ダイオキシンやPCB、ビスフェノールAなどが有名ですが、他にもたくさんあります。

それら環境ホルモンの多くは、エストロゲン様の作用をするそうです。エストロゲンとプロゲステロンのバランスが、ますます悪くなります。

そして、月経が終わり更年期となると、一般的にはエストロゲンが不足するように思われてますが、実はエストロゲンはあまり減りません。エストロゲンは脂肪組織内でアンドロゲンからも作られます。なので、卵巣で作られなくなる分が減る、ということでエストロゲンは40~60%減るだけだそうです。

一方、生理が止まるということは、卵巣が働かなくなる、ということ。つまり排卵が行われず黄体も作られなくなります。すると黄体ホルモンであるプロゲステロンは、殆ど分泌されなくなるそうです。

つまり「あまり減らないエストロゲン」と「激減したプロゲステロン」によりホルモンバランスが崩れている。それが問題だ、と。

しかし更年期は何故かエストロゲンが不足しているかのような宣伝が行われ(それに反する記事を書こうとしたブリティッシュ・コロンビア大学のプライオア博士は、編集者に拒否されたそうです)ホルモン療法と称してエストロゲン補充療法が行われ、天然のプロゲステロンではなく人口のプロゲスチンなどが使われ、それが乳がんや子宮がんのリスクを上げているそうです。

また、エストロゲン不足の場合は、乳がん予防などの観点からエストリオールを勧めてらっしゃいますが、これもあまり研究が進んでいないとのこと。



ジョン・R・リー博士のこの一連のホルモン関係の本、ものすごく面白いです。

難しい論文を分かりやすく解説してくれてますし、なにしろ、医療業界側の欺瞞が暴露されまくってるw

というわけで、次回はそのあたりのご紹介もしていきたいと思います。

2018年11月 6日 (火)

がんとハーブと寄生虫

先日、某所でとある本を読んでいたところ、ハルダ・R・クラークなる人物が「がんの原因は寄生虫だ」と述べている、との記述を発見しました。

気になったので少し調べてみました。

そして見つけたのがこの本です。

ハーブでガンの完全治癒

ネットには70万部売り上げたベストセラーなどと書いてあるサイトもありましたが、既に絶版になっているらしく、図書館から借りてきました。

この本によると、ファシオロプシス・ブスキー(Fasciolopsis buski)という腸内吸虫が、イソプロピルアルコールなどの化学物質の影響により腸内から肝臓に移動した結果、がんが発生する、とのこと。

なので黒クルミの殻のチンキ・ニガヨモギ・クローブ、この3つのハーブで寄生虫を駆除することで完全治癒する、と。

そしてファシオロプシス・ブスキーは化学物質によりあちこち動き、他の器官に移動するとまた別の病気になるのだそうです。

え?

あまりに突拍子もない内容なので最初は驚きました。

しかし、

ヨモギには抗腫瘍活性のある化合物が含まれていることは知っていましたし、寄生虫ががんの原因となっているケースもあることも知ってはいましたので、半信半疑で読んでみました。

が…。

この本、間違いが多すぎます。

まず、著者ががんの原因とする寄生虫、ファシオロプシス・ブスキー。

医科学事典で調べましたところ、日本語では「肥大吸虫」。1843年にイギリスのBuskがインド人水夫の腸内から発見した吸虫です。水生植物に付着したメタセルカリアを経口摂取することにより感染します。

分布は中国、台湾、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、インドなど東洋に限られています。水生植物(ヒシの実など)や豚から感染します。アメリカやカナダのがん患者から検出される可能性は、かなり低いのではないでしょうか。

しかも、大きさは20~75mm×8~15mm。この大きさで、腸内から肝臓や他の器官への移動は難しいと思います。



でも、他の寄生虫を調べてみて分かったのですが。

ハルダ・R・クラーク先生…もしかしたら、寄生虫全てを混同されてないでしょうか?

例えば、肥大吸虫と同じ科に肝蛭(かんてつ Fasciola hepatica)という吸虫がいます。肝蛭は牛や羊などに寄生する吸虫で、肝臓に寄生します。これは欧米諸国で多く確認されています。

肝吸虫はタニシや川魚の生食などで感染し、胆管がんを発症するケースもあります。ハムスターを使った実験では、タイ肝吸虫とジメチルニトロソアミン(発がん剤)の投与で100%胆管がんを発症するとの報告があります。

肺吸虫はサワガニやイノシシ肉などから感染し、その症状は肺がんに類似し、皮下など他組織へ迷入することもあり、脳に迷入すると重篤な神経症状が出るのだそうです。

住血吸虫の中には膀胱周辺に寄生するものもあり、膀胱がんの確率が30倍になる他、女性だと子宮頚部や卵管などに病変を生じることもあるそうです。

日本住血吸虫は脳血管内に虫卵が塞栓すると脳腫瘍類似の症状となり、大腸がんと肝細胞がんの発生が高まるとも言われていました(否定的見解も出ているようです)。

また近年、ダニ媒介寄生虫であるタイレリアやボレリアがリンパ球をリンパ腫に変換させたり、クリプトスポリジウム原虫と大腸がんの関連が指摘されたりしています。

(同じリンクが貼ってある箇所がありますが、リンク先が長文なので、書いてある箇所が違うだけです。間違いではないのでよく読んでくださいね。)

残念ながら、乳がんと寄生虫の関連を示す文献は見つかりませんでした。しかしこうして調べてみると、肥大吸虫は間違いであっても「寄生虫ががんの原因である」という説はあながち間違いでもなさそうです。



では、この本に書いてある寄生虫駆除プログラムは、有効なのでしょうか?

黒クルミの殻、ニガヨモギ、クローブを使った駆虫方法。



これらのワードで検索しただけでは、残念ながら有効な情報は得られませんでした。

何故なら、これらのサイトは皆「ハーブでガンの完全治癒」そのままの内容ぐらいしか書いてないケースが殆どだからです。



なので、他の単語で調べてみました。

すると、面白いことが分かりました。



これらの3つのハーブは、漢方薬にも似たものが存在しました。

まだ青いうちの黒クルミの殻は「胡桃青皮(ことうせいひ?ことうじょうひ?)」、ヨモギは種類により「艾葉(がいよう Artemisia princeps Pamp ? Artemisia vulgaris ? )」「青蒿(せいこう Artemisia annua ? オトコヨモギ、カワラニンジン、クソニンジン)」「苦艾(くがいArtemisia absinthium ニガヨモギ)」があり、クローブは「丁香(ちょうこう)」と呼ばれています。ヨモギの学名は分類学者によって異なるそうで、はっきりしません。



中医学では胡桃青皮は殺菌、解毒、殺虫などの効果があると言われています。また、クルミの成分の一つであるJuglone(ユグロンまたはジュグロン)にはアレロパシー活性(他の生物の成長を阻害する作用)があり、体内での寄生虫や真菌の増殖を抑制するそうです。最近ではPin1阻害剤として使用することで抗がん活性が認められています。Pin1とはプロリン異性化酵素、Pin1が高発現しているがん患者は予後が悪く、特にアンドロゲン非依存性の前立腺がんへの効果が期待されるようです。



ヨモギは昔から万能薬として使われていました。艾葉は止血、鎮痛などの効果があり、青蒿はマラリアに効果があるそうです。

マラリアは細菌やウイルスによる感染ではなく「マラリア原虫」に感染することで発症します。これも寄生虫の一種で、蚊が媒介します。

青蒿の成分の一つであるArtemisinin(アルテミシニン)から抗マラリア薬を開発したのは中国中医研究院中薬研究所の屠呦呦という女性研究者のグループです。

ベトナム戦争の際にベトナムからマラリア薬の開発を依頼された中国が国家プロジェクトとして抗マラリア薬の開発を開始、古来から抗マラリア薬として使われていた植物など多数試して、ようやくヨモギの抽出液からアルテミシニンを発見、単離抽出。しかしその安定化などに苦労したようです。現在はその誘導体が抗マラリア薬として利用されており、その功績により屠呦呦は2015年のノーベル医学・生理学賞を受賞しています。



近年、アルテミシニンは抗腫瘍活性があるとの報告が相次いでいます。乳がんにも効果があるようです。マラリア原虫との関連は分かりませんが、実用化を期待します。

ニガヨモギからはサントニンという回虫駆除薬も作られました。1830年代にサントニンを単離精製したのはドイツの研究者メルク。そう、あのMSDのメルクです。今はもうサントニンは使われていないようですが。



丁香(クローブ)にはEugenol(オイゲノール)という成分が含まれています。オイゲノールは動物用鎮痛剤として広く使われていますが、防虫効果やヤギの寄生虫の殺卵効果があるとの報告があります。肺がん乳がんに対する抗がん活性も報告されています。しかし毒性もあるようなので多用は禁物ですが。
さて…

こうして調べてみると、「黒クルミの殻」「ニガヨモギ」「クローブ」を「寄生虫駆除」または「がんの治療」に使うというのもそれほど的外れな話ではないように思いました。

もちろん、有効成分が含まれるとはいっても精製はしていないわけですから効果は弱いでしょう。ステージが進んでしまうと難しいかもしれません。

しかし初期のがんなら、治る可能性もあるのでは?特に消化器系のがんは経口摂取の成分が効きやすいので、ダメもとで試してみるぐらいの価値はあるかもしれません。

ちなみにこれらのハーブ、ネットで購入可能です。



ハルダ・R・クラーク博士、「ファシオロプシス・ブスキー」なんて珍しい寄生虫持ち出してきたのは、もしかしたら「言葉遊び」だったのではないでしょうか?

ファシオロプシス・ブスキーの英語名は「giant intestinal fluke」。吸虫を意味する「fluke」は、ビリヤードで偶然ポケットに球が入ったことを意味する「fluke(日本では『フロック』)」と同音異義語で、「まぐれ」と訳されたりします。

虫下しに効く民間薬が偶然、がんにも効くものだった。そんな意味を込めて、違うと知っていてあえてファシオロプシス・ブスキーを出してきた。そんな気がします。

2018年9月19日 (水)

西洋医学のがん治療は否定すべきか

放射線治療を終えて二週間が経過しました。

おかげさまで経過は良好です。


さて、最近、がん治療に対する考え方が少し変わりましたので、ここに書いておきますね。


もっと早く更新したかったのですが、遅くなったのには理由があります。

パソコンが壊れてしまったのです。


代替機を選んで購入、それを使いやすくカスタマイズするのにしばらくかかりました。


中古パソコンを幾つか試したのですが、その中で一つ、珍しいものがインストールされているのを見かけました。

「ATOK2017」です。

ATOK、ご存知でしょうか?30年ほど前、NECが出していた日本語MS-DOSパソコンのPC98シリーズ、

その上で動くワープロソフトといえば「一太郎」でした。

その「一太郎」で使われていた漢字かな変換、それが「ATOK」。ジャストシステムの製品です。

2017バージョンが出ているとは知りませんでした。ああ懐かしい。

その頃からパソコンをお使いの方はご存知だと思いますが、初期のMS-IMEの漢字かな変換機能というものは、使い物にならない位クs…ではなくゴm…いえあの、あまり「質が高いとは言えない」シロモノでございました。はい。学習機能もなかったので辞書登録しまくった記憶があります。

ですが、今はどうでしょう。かなり使いやすくなりました。

もはや、文句を言う人はあまり見かけません。

大量に売ることで標準化したこともあるのでしょうが、優秀な人材を集めて機能を向上させたというのも理由の一つでしょう。

わざわざオプションでATOKを入れる必要はなくなってしまいました。


このような現象は、実はがん治療についても、同じことが言えるのではないかと。


がんは予防が大切。そしてその予防には東洋医学や自然療法も重要な役割を果たす。それは分かります。

しかしいざ、腫瘍が大きくなってしまうと、東洋医学や自然療法では、なかなか治療できません。


モーズ軟膏を塗布した時にも感じたことですが、

「腫瘍が小さくなると体調は劇的に良くなる」

のです。


これは、手術でも放射線治療でも同じだと思います。

(ただし抗がん剤は違います。この件はまた別途)


一方、東洋医学では「腫瘍を一気に小さくする方法」がないのですよ。

毎日毎日、身体を温めたり、漢方薬飲んだりして、少しずつ小さくしていく。

しかしそれでは間に合わないのですよ。少しでも悪化させてしまったら、元の木阿弥ですし。高価な漢方薬が無駄になってしまったり。


そんな経験から、「腫瘍を小さくする」治療は、ある意味で「救急医療」のカテゴリに入るのではないか、と最近は考えるようになりました。

放射線治療を試しに受けてみたのも、そういう理由からです。


西洋医学の方は、日本では優秀な人達が集まっていろいろと研究を行っています。

その結果、副作用が少なく、治療効果の高い方法にはどのようなものがあるのか、分かってきているようです。


なので

三大療法を毛嫌いするばかりでも良くないのではないかと、最近は考えるようになりました。


そして「自然派」の方々の中には、西洋医学を嫌うあまりに、西洋医学の効果を過小評価し、それ以外の代替療法を過大評価する人が多くいることに気付いたり。

先日は、某施設のチラシに座談会形式の体験談が載っているのを発見しました。この「体験談」そのものも問題あるのでは?と疑問に思いましたが、酷かったのはその内容。

「ちょっとした手術はしたけど、それだけ。あとはここに通って治しました。三大療法しなくても治っちゃった!」

はぁ?

「三大療法」って、「手術、放射線治療、化学療法」ですけど…

「手術」しておいて「三大療法しないで」って???


どうも、西洋医学が進んでしまったので、それ以外の方々との差が開いているように感じます。

今度NHKで東洋医学について放送するようですが、

今の日本の東洋医学では、がんは治せないでしょう。西洋医学との組み合わせで、より患者に負担のない治療を模索することは可能だとは思いますが、それが進んでいるとも思えません。

何しろ、優秀な人は西洋医学にばかり行ってしまうので…。


今、中国では研究者募集しているそうです。

あーあ、若い頃もっとしっかり勉強してれば…。この年でも中国行って漢方の研究しようという気になったかもしれない。パソコンゲームで遊んでばかりいたからなぁ…。

仕方ない。今、自分でできることを何とか、やっていくしかない。


まずはこの論文を読破してそれが意味するところを調べないと…。

The Microbiota of Breast Tissue and Its Association with Breast Cancer

東洋医学的な療法はおそらく、この「細菌叢」を変化させるということなのだと思いますが、微生物についてはあまり詳しくないので分からないことだらけです。

この論文については続報を出す予定ですが、いつになるかはわかりません。ご了承ください。

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Sage's Link List

  • がん対策推進基本計画
    厚生労働省が平成24年に発表したもの。これによると、治療せずに様子を見る「経過観察」はしちゃダメ!なのかな?なんで?w
  • 国立がん研究センター
    食事療法については何も載っていません。アルコール摂取を控えましょう、肥満に注意しましょう、ぐらい。

Sage's Music List

  • サラ・ブライトマン: 神々のシンフォニー
    日本盤のみボーナストラック追加。
  • 3/8にリマスター発売。
    Pink Floyd: 狂気
    まさに「狂気の沙汰」ですね。
  • Walk This Way
    RUN D.M.C.:
    エアロスミスとのコラボ。
  • Somewhere I Belong
    LINKIN PARK: METEORA
    あるプログラムでの使用曲。
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